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スモールフット
2018年10月12日公開

スモールフット

SMALLFOOT

962018年10月12日公開

bakeneko

5.0

ネタバレお日様はオレンジ色のかたつむり!

「怪盗グルー」シリーズのセルジオ・パブロの“Yeti Tracks(イエティの足跡)”にインスパイアされた作品で、イエティである主人公側から観た人間(=スモール・フット)との出会いの冒険と友情をセミミュージカルとアクションで魅せるアニメーションであります。 え~落語に“一眼国”というお話がありまして、“一つ目小僧を捕まえて見世物にしようと僻地を探索していた男が“一つ眼の国”に迷い込んで逆に見世物になる“―という逆転の視点が落ちとなっています。 本作でも、人間界から隔絶されたイエティの国で暮らしている主人公達にとっては、人間が“リトルフット”と呼ばれるUMA(未確認動物)だった-という視点で語られる-イエティ視線の物語構成が、通常人間視点で語られる“雪男伝説”にコペルニクス的転換をもたらしているところがミソで、他の動物の見間違いと思っていた“人間”が存在し、言葉や文化を持っていることに驚く-イエティ達の反応に笑わされながら、熊と同じ言葉で話すイエティに、“別の立場から見れば人間のほうが隔絶されているのでは?”―と視点を変えて相手の立場になって考える柔軟性と異民族との対等な立場での付き合いの大切さも提示しています。 主人公:ミーゴ を演じる(「ヘイル、シーザー」でミュージカルシークエンスで美声を疲労した:チャニング・テイタム)やヒロイン:ミーチーの(シンガーソングライターでもあるゼンデイヤ)、長老のストーンキーパー の(グラミー賞受賞のラッパーでもあるコモン)の歌は流石に聴かせてくれますし、主人公の父親役で(ダニー・デヴィート)もコメディリリーフを好演していますので、是非字幕版で鑑賞することがお勧めの逆転視点冒険劇ミュージカルで、「YETI イエティ」、「ハリーとヘンダスン一家」、「雪男イエティ」などを思い浮かべながら鑑賞しましょう!(個人的には「おかしなおかしな石器人」に出てくる寂しがり屋のイエティが好き!) ねたばれ? 1、ヒマラヤには本当にJumping spider:ハエトリグモがいます。生息している場所は標高6700メートルで、世界で最も高い場所に生息している動物と称されていて、糸を登山家の命綱のように使いジャンプしてハエをとって生きています-(あれっ!ハエも“世界で最も高い場所”に生存しているじゃない!) 2、本映画に描かれていたように、ヒマラヤには他に、ヒグマ、野生のヤギの仲間マーコールなども住んでいます(意外と真面目に生物考証をしているなあ~)。 3、あの罠で何を捕まえるつもりだったんだろう?

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