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七つの会議 (2018)

監督
福澤克雄
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  • みたログ 6,117

3.99 / 評価:4976件

何が「正しい」のか

  • m_boy さん
  • 2020年5月19日 15時29分
  • 閲覧数 459
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

小説を読んでいた本作を映画でも鑑賞。
企業で起こることが全て正しいと考える日本人的企業論理と社会への公正が対立する構図は、自分だったらどうするだろうと考えずにはいられなかった。

心では不正は良くないことなんてわかっているが、営業ノルマ、会社での人事、世間体(今回でいえば兄弟間での比較)、達成感の充足などの要素を考えてしまうと、本来持ち合わせていたはずの正義の感覚が揺らいでしまう。

本作では「不正はなくならない」と断言している。
背景の一つに日本の歴史文化が色濃く残っており、「侍は仲間の輪から外れてしまうことを負けとみなす。組織を抜けることは藩を抜けることと同義である」との指摘は本当にそうだと思った。

日本の歴史文化がこれだけ日本を先進国にせしめたことは理解しながらも、現代的価値観にアップデートしていくことが必要なのだという作者のメッセージが込められているように感じた。戒めにしないといけないだろう。

映画という限られた時間での展開であったので、小説の細部の描写が割愛されたところは悲しい。これが限界なのかな。
女性事務員がドーナッツ販売を始め、会社を辞めてからも奮闘するシーンは特に小説で感じてほしい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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