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海獣の子供 (2019)

CHILDREN OF THE SEA

監督
渡辺歩
  • みたいムービー 488
  • みたログ 1,374

3.41 / 評価:1138件

不思議水族館映画として観れば

  • IPdigdog さん
  • 2020年6月5日 2時35分
  • 閲覧数 325
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

生命の起源は地球から湧いてきたのではなく、宇宙から隕石に乗ってやってきた、というのは夢物語ではなく、科学的に有力な仮説であり、僕自身も長年そう信じている。虫と獣はそれぞれ違う隕石によって運ばれてきたとする説もある。

本作は、隕石が地球に新しい種の生命をもたらすことを「誕生祭」と呼び、その(生贄を伴う)儀式に立ち会う少女を描いたもので、ストーリーは正直、あってないようなもの。
原作では、この変な親子関係や、誕生祭を海洋開発に利用しようとするエライ人たちのことも詳しく描かれているのかもしれないが、僕は未読なのでその辺はぼんやりとしかわからなかった。
「水を持つ惑星は子宮、隕石は精子」とおばさんがセリフで解説しているので、前述の科学知識がなくとも、そういう話なんだぁ、と理解できそうなものだが、難解だと感じる人が多いようである。

僕は菜食主義なので、この映画の宗教臭さ、説教臭さは偽善的と感じられる面もある。ジュゴンは友達、夜光虫はイルミネーション、エビはごちそう、という価値観は全く人間的なご都合であり、自然の本質を知ることとは別物と僕は思っている。
が、本作は生命倫理についての話ではないので肩肘張って観る必要はないと思う。『アクアマン』とかと同じように、海の世界を細密に描いた映像美を、水族館的に楽しめばいいのでは。

久石譲は、もともとミニマルミュージックを得意とする人なので、本作のスティーヴライヒ的にリズミカルな楽曲は(宮崎アニメよりも)本領発揮という感じで美しかった。
ただ、二つのシーンで同じ曲が使い回されているところが目立ったのが惜しかった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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