あらすじ・解説
大正7年(1918年)、独創的な作風で天才詩人と称される北原白秋(大森南朋)は、児童文学誌「赤い鳥」の刊行者・鈴木三重吉(柳沢慎吾)を介して音楽家の山田耕筰(AKIRA)と出会う。当時、子供たちのための歌がドイツ童謡を日本語訳したものか伝承のわらべうたしかなかったため、鈴木は二人に童謡を創作するよう持ち掛ける。彼らは衝突を繰り返しながらもお互いの才能を認め、「からたちの花」「この道」「待ちぼうけ」「鐘が鳴ります」などの童謡を生み出す。
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作品レビュー(39件)
- さーたん
2.0点
北原白秋を知るには、とても見やすくまとまっているのではないか? 映画としては、全体的に軽々しく、テレビスペシャルのように感じた。 名曲の数々を聴けるのはなかなかいい。
- sss
2.0点
退屈で早く終わってほしい感じ。 戦前の文化人好きかAKIRAファン以外はお勧めしない。 山田耕筰役をEXILEのAKIRAって人がやっていたのは知らなかった。 意外にも北原白秋より山田耕筰のAKIRAほうが自然で芝居がうまいと感じた。 /2.0(202101)
- fg9********
3.0点
…あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。 『大正7年(1918年)、独創的な作風で天才詩人と称される北原白秋(大森南朋)は、児童文学誌「赤い鳥」の刊行者・鈴木三重吉(柳沢慎吾)を介して音楽家の山田耕筰(AKIRA)と出会う。 当時、子供たちのための歌がドイツ童謡を日本語訳したものか伝承のわらべうたしかなかったため、鈴木は二人に童謡を創作するよう持ち掛ける。 彼らは衝突を繰り返しながらもお互いの才能を認め、「からたちの花」「この道」「待ちぼうけ」「鐘が鳴ります」などの童謡を生み出す。』 北原白秋の名前と童謡ぐらいは知っていたが、その為人なりは全く知らなかったので、序盤の展開には驚かされた。 女にだらしがない面があり、夫がいる奥さん・俊子(松本若菜)を好きになり、旦那が留守がちなことをイイことにその家に入り浸りで愛を睦むのだった。 しかも、隣家の人妻ということなので二重の驚きだったが、松本若菜が色香の芬々とするイイ女だったので、白秋が魂を奪われるのも納得せざるを得なかったな~。 でも、そのことがバレて、姦通罪でとっ捕まってしまうのだったが、白秋の詩人としての才能を買っていた与謝野鉄幹(松重豊)・晶子(羽田美智子)夫妻の尽力によって釈放されるのだった。 そんな眼に遭ったというのに、能天気な白秋は俊子と結婚までしてしまうので、与謝野夫妻は呆れかえってしまうのだった。 でも、その結婚生活は長くは続かず、俊子は訳も言わずに出奔してしまい、深く嘆き悲しむ白秋は入水自殺を試みるものの、その直後に蟹に足を挟まれて、その痛さに我に返るシーンは丸でマンガのようだったな。 こんな白秋の駄々っ子のような一面が語られるとともに、白秋を巡る当時の飲み仲間の面々との文学談義も若干織り込められてはいるが、石川啄木、高村光太郎、萩原朔太郎、室生犀星等々、いずれも文学史に名を刻んだ文豪ばかりだったので、彼らとの交友譚はもう少し詳しく描いて欲しかったな。 白秋が何かの詩集で賞を貰った時、その祝賀パーティーでの鉄幹の次の祝辞は白秋の才能を的確に言い表していたな。 「彼の詩にはリズムがある。温かく躍動感に溢れ、命が脈打っている。彼の詩は生きている……」 こんな逸話をもう少し披露して欲しかったが、以降のストーリーは解説にあるとおり、児童文学誌「赤い鳥」の刊行者・鈴木三重吉を介して音楽家の山田耕筰と出会い、信条の食い違いから度々衝突するものの、関東大震災の惨状に打ちひしがれた子供たちを元気付けるために、お互いの才能を切磋琢磨し合って数々の童謡を世に送り出すのだった。 ラジオの開局記念でも2人の作った童謡は採用されたが、名誉ある式典にも関わらず、お構いもなしに眠りこける白秋は可笑しかったな。 この時の童謡を由紀さおり・安田祥子姉妹に歌わせたのは粋な計らいだったな。 で、関東大震災後の荒んだ社会にあって、白秋と耕筰の童謡は子供ばかりではなく大人も励みにされていったが、世相は戦争の暗い影に呑み込まれていくのだった。 で、一世を風靡していた彼らに軍歌を作れとの要請が下されるのだった。 傷付いた子供たちを元気付けるために育んだ童謡の代償として、今度は、子供たちを死地に追い遣るための歌を作ることを強いられるのだった。 2人の苦悩は計り知れないものがあったが、後に『君死にたまふことなかれ』の与謝野晶子の次の言葉が、2人の心情と世論を代弁していて胸が打たれたな。 「この国は、どこに向かおうとしているのかしら……」 与謝野晶子を演じる羽田美智子は奇麗すぎる感はあったが、白秋に接する聡明で姉御肌の凛々しさは見飽きなかったな。 白秋を演じた大森南朋も女ったらしではあるが、無邪気で純な少年のようなオッサンを好演しており、白秋とは正反対の性格の真面目一辺倒の耕筰を演じた役者もそれなりに観ていられたが、後で役者名を知って照れ笑いだったな~。 「EXILE」が映画の世界にしゃしゃり出るだけで不愉快になるオイラだったが、エンディングの『この道』の歌唱にもそれなりに惹かれてしまったら……またしても……だったとは……こりゃもう、些か認識を新たにせにゃならんかいの~?? いやいや、白秋ならずとも♪ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン♪だな。 虚を突かれた配役に頭のネジが緩んでしまったが、内容的には、端折り気味、先急ぎ過ぎの感はあったものの、名前と童謡しか知らなかった白秋の為人を垣間見られたのはイカッタし、役者陣の演技も見飽きることはなかったので、十分に一見の価値はありの3.2点といったところかな。 貫地谷しほりもイイ女優になったな。 ビートルズの大ファンということなので、同好の士として今後も贔屓にしまっせ。 (メモ 総レビュー数:3592件、2020年度35作品目)
- yor********
4.0点
ネタバレこんな人だったんだ
このレビューにはネタバレが含まれています。 - WXYは知ってても、それだけじゃ
3.0点
耕筰が語る白秋、綴るわけでも謡うわけでもなく。
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