中国の共産臭がプンプンする作品
- yul***** さん
- 2019年8月5日 23時25分
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既に公開から暫く経っているので知っていると思うが今作はポリスストーリーとはほぼ関係がない。なぜほぼかは後述する。
原題はBleeding Steelと言うこともありタイトルからポリスストーリーではない。また、ジャッキーも年なのでキレのあるアクションは望めなくなっているが、フォーリナーで見せたリアルなファイトからやはり少し期待してしまう。最もジャッキーなら杖や入れ歯を使ってでも闘いそうだが。
冒頭の銃撃戦はリアルさとSFさが良くミックスされているが、その勢いは徐々に失速。ジャッキーのサポートキャラとして最近若手の俳優が出てくるが、ウェーイ系の大学生ノリで終始痛すぎて見てられない。
そして違和感たっぷりなのがジャッキーの中国語だ。香港で作品を作っていた時期は勿論広東語なのだが近年中国語でばかり会話している。
それもそのはず、ジャッキーは近年の失言から香港で嫌われ香港での作品はほぼない(本心なのか共産党に尻尾を握られているのかは分からないが)。今作も中国と香港の合作となっているが実権を握っているのは中国だろう。
その理由として先程挙げた広東語を話さないこと。そして舞台となるオーストラリアである。現在中国とオーストラリアの関係は悪化の一途をたどっている。共産党のオーストラリア進出したい欲がプンプンする。その結果EDの聞き慣れたはずのポリスストーリーのテーマが違和感たっぷりの普通話(北京語)となってしまっている。ポリスストーリーと無理やり関係を持たせようとして逆におかしな作品となってしまった。
勿論邦題をポリスストーリーにしてしまった日本の配給会社も罪は大きい。
ポリスストーリーの正史としては、1→2→3→ファイナルプロジェクト→香港国際警察(繋がりはない)。因みに新ポリスストーリーやポリスストーリーレジェンドは全く関係がない。
共産党の悪口はここまでとしても作品自体もあまり評価出来たものではない。昔のジャッキー映画はハリウッドだと物足りなさを感じたものだが、それが今では中国という逆転現象が起きている。
政治が絡んでいない真の娯楽ジャッキー映画を観れることはもうないのかもしれない。
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