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バンブルビー
2019年3月22日公開

バンブルビー

BUMBLEBEE

1142019年3月22日公開

猫太郎

4.0

ネタバレシリーズ特有のクセが無い良作

最後にネタバレ書きますので未見の方はこれ読まない方がいいかも。 この作品、視聴者に見やすいような工夫がされていますね。 主人公チャーリーはあまり素直な子じゃないんだけど、彼女の背景を見ているとどうしてそうなってしまったのか、心情的に分かりやすいです。 母親も新しい父親もそう悪い人じゃないんだけど、チャーリーの孤独感を理解するに至っていない・・・。 親には少々放任主義的なところがあって、それば別に悪い事じゃないんだけど、チャーリーの心情と大きなズレがある。 やはりチャーリーの心中には突然死した実の父親がいて、それが彼女を素直にさせない大きな要因になっているわけで。 そしてそこに突然現れたバンブルビー。 この「日常的ではない存在」であるバンブルビーがどう影響してくるのかを描いた作品なんですけど・・・作品をよく見て気づいたんですが、ビーの存在はチャーリーの家庭環境に大きな影響は与えていないんです。 チャーリーが海面に高飛び込みするかしないかで騒ぎになった時も、ビーが後押ししたにも関わらずチャーリーはその場から立ち去ってしまったし、以前から修理してた車も結局修理完了しなかったし、親ともギクシャクしたまま終盤を迎えます。 ビーが身近に居た時、チャーリー自身の生活に大きな影響を与えてないんです。 じゃあ何が彼女を変えたかって言えば、終盤の軍とのカーチェイスの時に新しい父親と母親と弟が追ってきて助けてくれた事。 ビーとの別れの後、父親を見る目が明らかに変わっています。 また、色々助けてくれた彼氏とも、最後にちょっとだけいい感じに。 修理できなかった車もエンディングではバッチリ直ってました。 ビーと別れた後に、彼女の心境が大きく変わっているわけです。 そして映画を見ていて、これ「映画トランスフォーマー」の前日譚だと思っていたんですけど、実は話はつながっていません。 そもそも映画の冒頭でオプティマスたちがもうおなじみの姿なんですよ。 映画トランスフォーマーではみんな地球に来てからあのトレーラーや車に擬態しているわけですが、今作ではセイバートロン星にいる時からあのカラフルな姿なわけで。 つまり時系列がぜんぜんずれてる。 また、今作で米軍がトランスフォーマーたちの存在を完全に知ってしまってるわけですが、映画トランスフォーマーでは米軍も初めてコンタクトしたという設定なので、完全にパラレルワールドですね。 バンブルビーがしゃべれない理由など、一応はつながってる部分もあるんですけど、大筋は話が矛盾します。 オプティマス司令官といった正義のトランスフォーマーたちも、最後、地球に無事到着してバンブルビーと合流しています。 つまり、今作は前作とか続編とかそういう垣根を取っ払って、オリジナルの単独作品として作られたものです。

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