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おかえり、ブルゴーニュへ
2018年11月17日公開

おかえり、ブルゴーニュへ

CE QUI NOUS LIE/BACK TO BURGUNDY

PG121132018年11月17日公開

dkf********

3.0

深みはないが、ヒーリング作品として最適

まず風景映像の美しさに魅力される。物の輪郭と色彩をはっきり見せる豊かな日差しがブルゴーニュという土地の豊穣さをあますところなく魅せてくれて実に素晴らしい。ああ、人生の最期はこんな所で暮らしてみたいなあとうっとりさせるほどの風景はとにかく極上だ。 ただ映像と比べるとストーリーは捻りがなく、ちょっと薄味。決して悪い出来ではないのだが、ストーリーテラーとしても優れた脚本を書くクラピッシュ監督にしては平凡過ぎる感がある。まさか本作は映像に注力したわけでもないだろうに。 主人公の3人があれほどの大規模ワイナリーをたいした困難もなく経営しているように見える軽めの演出も物足りなく思ったが、この軽妙さこそは監督の持ち味というべきか。 作品としての深みはそれほどないものの、この美しい風景と重くならないストーリーがあれば、日常の雑事からひとときだけ現実逃避できる最適なヒーリング作品にはなるだろう。

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