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走れ!T校バスケット部 (2018)

監督
古澤健
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  • みたログ 404

3.67 / 評価:330件

流石の脚本が素晴らしい!驚きの上出来作品

  • ta7******** さん
  • 2018年11月4日 1時06分
  • 閲覧数 1549
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

 手垢のついたような題材で当然のようなサクセス・ストーリーを、ここ何年も続き飽き飽きした高校生ものとして、テレビ局が制作の映画。まるで期待しておりませんでしたが、近頃テレビでご活躍の志尊淳君が主演にそそられて鑑賞しました。が、何ですかこの全編ジワリと胸を締め付ける清々しさは、まったくもって何のてらいも奇策もないオーソドックス極まりない描写なのに、観客の気持ちと同化したような心地よい展開。随所に仕掛けられた小ネタも含め、画面が一切停滞することなく快調に進む。観てよかったを確かに実感出来る良作でした。

 いじめ、母の死、父の懐の深さ、バスケとの決別と再開、仲間、などの要素を次々と設定し、バスケの勝利と言う目標に向かって一直線。YOUの緩い顧問教師の軽さとは反対に主人公の父親を演ずる椎名桔平の重さ。にもかかわらずありがちな父と息子の衝突を観客に予測させながら、サラリと重点をズラし寛容の心の深さを見せつける。二度目のイジメに直面した際の作劇の施しようったらニクイ程。と思ったら、本作には原作本があり、さらにそれは実話に基づいてとありました。ちょいと驚きですね。

 エンドクレジットに彼等の大人になった姿を次々に紹介するのも素晴らしい。そこでやっと発見したのが「脚本・徳尾浩司」です。今年テレビドラマを席巻した「おっさんずラブ」の脚本家であり立役者じゃないですか! どうりで作劇の巧妙さに舌を巻くのも当然でした。だから憎まれ役で落合モトキが出ていたのですね。連続ドラマ以前の単発ドラマ「おっさんずラブ」での田中圭の相手役の人。

 監督も役者ももちろん大切ですが「1 スジ、2 ヌケ、3 ドウサ」との著名なマキノ雅弘氏の自伝の通り、脚本がなにより重要な見本のような本作でした。

詳細評価

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