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マイ・サンシャイン (2017)

KINGS

監督
デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン
  • みたいムービー 110
  • みたログ 216

3.08 / 評価:165件

日常生活の延長にある暴動が怖い

  • たまごボーロ さん
  • 2019年1月27日 22時50分
  • 閲覧数 337
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ロス暴動で町はパニック状態、登場人物たちは訳のわからないうちに大混乱に巻き込まれている。だが、その非日常は普通の日々の延長にある。
だから物凄く深刻なテーマなのに決してドラマティックではない。命の危険の中でもくだらないことでついクスッと笑ったりする。子供はイタズラするし、お母ちゃんは言うことを聞かない子供を叱りとばし、時にはエロティックな夢も見る。
そこが生々しくリアルに感じた。悲劇は日常の延長にやってくる。それが怖い。渦中の一般人にしてみれば事態の全容などわかりっこない。特に子供たちは暴動の意味もよくわかっていない。取り返しのつかないところまで来て初めて深刻さに気づく。
冒頭のラターシャ・ハーリンズ射殺事件もジュースを買うという日常のひとコマで理不尽に殺された(万引きを咎められて店主と揉み合いになり撃たれた、と説明されているケースもあるが、目撃者の証言ではラターシャは最初からお金を払おうとしていたという。店主の思い込み、誤解だったのだ)。
現代になっても根本的な問題はまだ解決していない。人種差別は今日も続く。

原題のKingsはロドニー・キングとキング牧師からなのだろうが、バーガーキングもかかってるのかなと思った。劇中「お前らうちに火をつけても、バーガー食えなくなるだけだぞ!」と必死で暴徒を説得するバーガーキング店長が正論すぎて最高だ。ハンバーガー食べながら、無用になった火炎瓶を河原に投げて遊ぶ子供たちは凄い絵面なんだけど、そこに希望も感じた。焼き討ちではなく、花火のように楽しんで帰る子供たち。
子役達がみんな可愛い。ずっと食べたりきゃっきゃ遊んだりまあ騒がしい。見ていると、ハルベリー演じるミリーや隣人のダニエル・クレイグと同じ視線を共有しているような気になり、子供たちが愛おしくなる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 恐怖
  • 絶望的
  • かわいい
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