ここから本文です

マイ・サンシャイン (2017)

KINGS

監督
デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン
  • みたいムービー 103
  • みたログ 289

2.96 / 評価:214件

混沌としたお話に、混沌とした感想

  • nya******** さん
  • 2018年12月17日 18時09分
  • 閲覧数 392
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ロス暴動がここから始まり、警察と黒人等の住民とがこのようにねじれ、こじらせていったんだなということが表されています。以前からの人種差別・偏見、格差が、根っこのところに深く存在してたからこその事件であるんですが。

ベリーが血のつながらない子供たちを育てるために懸命に仕事・家事を行い、子どもたちを守るために行動するんですが空回りする部分で子どもたちが暴動に巻き込まれていき、取り返しのつかないつかない死亡事故も起きます。子どもたち同士での世話も中途半端で、まあ行動も低所得貧困層のいいかげんさや無軌道ぶりもあります。
クレイグは、うるさい近所のおっさんですが、人種の違いを意に介さない、というか公平も不公平も意識にない素の人間です。

年長の少年はまじめで他者を諫める役割ですが、少女と出会い惹かれることから、暴動の渦中に入っていき、嫉妬もあって殺意はなかったとはいえ、同居の少年を殺害するに及びます。この少女が複雑というか、背伸びしてるのは分かるけど、不良と行動・ベッドを共にするかと思えば悪の一線は越えないためらいもあって、よく分からない。少年もそれにつられてか、同居少年の遺体を車に残したまま家に帰ってしまうとか、えっ何だそれと思ってしまう。

他のおチビさんたちも、火炎瓶で店を脅したり、かっぱらいを喜んでやったり、いただけません。

ベリーとクレイグも、反発から惹かれ合い・意識し合い、うまくいきそうですが、最後までは描かれません。街灯での手錠つながりとかは面白くはありますが。

まあ、ちりばめられた問題を拾って最後に収めたり、感動のラストが待っていたりしません。消化も昇華もされず、これで終わりなのかという感想のお客さんも多かったんじゃないでしょうか。

ロス暴動のさなかに、人には知られないけど、このような人々の一幕があった。正義の実行、悪の跳梁、人の強さ・弱さを見据えるなど、どこかに視点を定めると見やすいというか納得しやすいと思うんですが、良いも悪いもなく、いや、良い悪いはある、確かに偏見・差別に基づく不正義や違法がまかり通っていた、また、逆に騒ぎを利用して強奪・暴行なども行われていた。しかし人々の行動を俯瞰すると混沌とした状態が存在し、すっぱりはっきりした感想を抱きにくい作品でした。

どうでしたか、ご覧になった方。

追伸、なんで題が、マイ・サンシャインなんや!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • パニック
  • 不気味
  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ