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Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~ (2017)

THE MAN WHO INVENTED CHRISTMAS

監督
バハラット・ナルルーリ
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3.52 / 評価:163件

心温まるクリスマスのお話

  • Shoko さん
  • 2019年3月17日 22時18分
  • 閲覧数 102
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ディケンズのお話の中でも一番好きな「クリスマス・キャロル」。
その誕生秘話というので、楽しみにみました。

はじめはダン・スティーブンスのコミカルさに違和感があったり、不覚にもウトウトしてしまったりしたのですが、翌日、きちんと最後までみたら、なんとも心の温まるエンディングで、とても幸せな気持ちになりました。

私はオーストラリアに長く住んでいるので、クリスマスといえば互いを思いやり、許し、人に愛や喜びを与える日だとずっと思ってきましたが、そんな大切なクリスマスが、ディケンズが「クリスマス・キャロル」を書いた1843年の英国では、たいして重要な日ではなくなっていて、この本の誕生のおかげで、今も続くクリスマス・スピリットが世界中に広まったのだとは驚きでした。

ちょうどその頃、ヴィクトリア女王と結婚したドイツ生まれのアルバート公がクリスマスツリーを飾る習慣を英国に取り入れたということで、今のクリスマスはヴィクトリア時代にはじまったことなのですね。

ヴィクトリア時代の19世紀のロンドンといえば、産業革命の急激な発展と活気とともに、貧困や犯罪などの暗黒面も生じ、自身も子供の頃につらい体験をし、日々の暮らしの中で社会問題を観察していたディケンズの創作過程を、このようなファンタジックな映像表現で体験させてくれたのは、とてもよかったです。

それにこういう時代ならではの風物描写も興味深く、例えば街灯の火が松明のようにボウボウと燃えていたり、街並みや人々の様子、家の内装や服装など、ワクワクするものがたくさん描かれていました。

ディケンズはこの映画のように本当に大鴉を飼っていたそうで、それにインスパイアされて、エドガー・アラン・ポーが「大鴉」の詩を書いたというのを思い出しました(大学の講義で先生がおどろおどろしい声で読んでいたのが今でも忘れられません。笑)

クリストファー・プラマーを筆頭に、本当にディケンズの小説からそのままでてきたような登場人物たちもとてもはまっていました。

またクリスマスにこの映画をみようと思っています。
ディケンズファンにオススメ。
四つ星です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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