あらすじ・解説
その冷酷さから“金髪の野獣”と呼ばれたラインハルト・ハイドリヒ(ジェイソン・クラーク)。海軍兵士だった彼はナチスドイツに入党し、多くのユダヤ人を虐殺した首謀者として絶大な権力を手に入れる。一方、チェコスロバキア亡命政府の命令で2人の青年がチェコ国内に潜入し、ハイドリヒの暗殺計画を実行しようとしていた。
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作品レビュー(59件)
- zem********
4.0点
鑑賞からだいぶ経過し、見返してみると感想がなかったのでメモ的に この作品は二部構成ですね。 前半:ラインハルト・ハイドリヒが成り上がっていく物語 後半:ドイツに占領されたチェコのレジスタンスがハイドリッヒの暗殺を企てる物語 ハイドリッヒを演じたジェイソン・クラークの無機質でエゴ全開の表現が秀逸だった記憶。前半は流れ作業的にハイドリッヒの出世物語、後半はガラっと変わってウエットな人間模様とレジスタンスとドイツ軍の緊張感ある攻防戦からの暗殺まででした。
- bas********
3.0点
原題「The Man with the Iron Heart」の通り 鉄の心臓を持つ男を描かれてはいるものの 何故鉄の心臓を持つに至ったかが描き込み不足と感じる。 全体として大きく二部構成であり ある事件を起点に視点が動くような形になっているが つまるところ悪名高きラインハルト・ハイドリヒを きちんと描こうという覚悟に乏しかったように思う。 彼の歴史に残る冷酷非道な行いを鑑みれば 当然悪辣にしか描くことはできないんだけれども その悪辣さを事実として並べるだけなら歴史資料館でも見れるので 何故その悪辣さの境地に至ったかを描いて欲しかった。 逆に言えば二部構成の第二部は描きやすい題材で ここは非常に無難な作り。 ただこちらも人が多い分描きこみ不足で 第一部の尺を回せれば…という感じだけど それだと過去作の完全な焼き直しなのでそれも結局微妙。 詰まる所前半部の甘さが全体的な緩さに繋がっている。
- s_t********
2.0点
ナチス親衛隊の長官ハイドリヒの生涯に絞るのか?暗殺側にスポットライトを絞るのか? 両方描いて二部構成にしたのはブレてる気がする。 確かに、ハイドリヒ側にも挫折と野心と嫁と息子がいる人生があり、ナチス突撃隊との力関係の間で野心を煽られ凶気を孕んでいく様は、描写がしっかり出来ていたと思う。 (映画的に面白いかどうかは別として) その視点で最後まで描ききれば良かったのでは?と思う気がする。
- サンゴ
2.0点
長編というわけでもないのに2部構成にしたのは失敗。 前半のハイドリヒの半生はまだ興味深いところもあったが、後半のレジスタンス編は本当に退屈だった。 これならハイドリヒだけでよかったんじゃないかなあ。 ハイドリヒも前半だけなので描き込み方が足りず、残虐性を増していく姿、みたいなのはちっともわからなかった。 海軍を不名誉除隊になってナチスのシンパだった女性に惚れて結婚してもらい、妻のいうままにナチス入党。 変貌も何も、ナチス入党して以来野心のかたまりで、頭もよく、出世のためなら後ろ暗いことも平気でやるハイドリヒ。 最初からこういう人だったみたいな描き方なんで、凡庸な男がナチスに入って豹変していくっていう映画の説明と全然合ってない。いや、別に最初からこういう人でしたならそれはそれでいいんだけど、それならそれで、彼の持って生まれた素質がナチスで開花したみたいな描き方すればいいのに。 監督が下手なんだと思う。 特に後半レジスタンス編はいい話を描こうとしてるのはわかるんだけど、彼らの半生はまったく描かれないので、最初からレジスタンスで最初から青春で最初から恋愛してるよくわからない若い男二人・・・としかいいようがない。 彼らがそうせざるをえなかったところから描いてくれないと、感情移入できるとっかかりがまったくない。 ハイドリヒ暗殺は簡単に成功(しているようにしか見えない)。 ジープの幌をとったオープンカー状態で普通に人々が歩く街なかを無防備に走るハイドリヒの車。何の警戒もしてないのは、街を完全に掌握していると確信していたからなのか?そのあたりもさっぱりわからない。一言でいいから説明してくれよ。 あっさり銃撃されて、夫婦仲の悪かった妻が死に目に立ち会うも、妻も何考えてるんだかさっぱり。悲しいのか悔しいのかどうでもいいのかそのあたりもわからん。監督が下手なんだと思います。 ハイドリヒ編がまだ面白かったので★2にしましたが、後半のレジスタンス編は完全に★1以下でした。 銃撃戦とか虐殺とかシーンとしては凄惨なことが描かれているのに、こんなにひとごとに思えるのはびっくりするほど演出が下手なんだと思う。たぶん。
- par********
3.0点
戦時中のナチス高官で唯一暗殺されたハイドリッヒの半生を描く作品……ではなく、二部構成で前半は彼が主人公の立ち位置なのね(°□°)後半は彼を暗殺しようと水面下で活動するレジスタンスのヤン&ヨゼフが主人公です!絶大なカリスマ性のある独裁者ヒトラーの影で活動し、純粋なドイツ人だけを生かすという『浄化』という名の大量虐殺を躊躇わずに実行するハイドリッヒのほうが本当に恐ろしいのはこの男だと個人的に思いました……総統にも『鉄の心臓を持つ男』と称されるだけのことはあるな(´-ω-`)任務は辛くも成功!これで物語は終わり……ではなく、ここからドイツ軍による粛清タイムの始まりです(◎言◎)徹底的に追い詰められて、次々と倒れていく仲間たち……彼らの勇敢な行動に敬礼(`・ω・)ゞ
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