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パッドマン 5億人の女性を救った男 (2018)

PADMAN

監督
R・バールキ
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4.36 / 評価:1116件

女性を、インドを、世界を変えた男の伝記。

  • hik***** さん
  • 2020年3月20日 16時21分
  • 閲覧数 631
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

傑作!
何で映画館で観なかったのか、当時の自分を恥じたい。

おそらく大多数の方が、あらすじの段階で変な映画だろうなと思ったかもしれない。
しかし鑑賞後は、大きな感動に包まれていることだと思う。

まず「生理用品」がテーマというこの時点で、難色を示すのも無理も無いと思う。
ところが、これはインドでは大変な社会問題となっているのだ。
インドの女性の数は約5億人で、その内、生理用品を使用している女性はたったの12%(※当時)という少なさ。
大半の女性は不潔な布で代用しているのだ。よって不衛生ゆえに感染症を発症し、最悪の場合、命を落とす女性もいるそうだ。
そもそも生理用品が普及しない理由として、まずインドでは生理用品は高級品すぎて簡単には手が出せない。それに加えて、そもそも生理に関する話題すらも禁忌に等しいという価値観を持っているのだ。
しかも、生理中の女性は屋内で数日間、ほぼ監禁状態にされ、家事も仕事も何もしてはいけない掟になっている。
お察しの通り、これは明らかな差別である。
にもかかわらず、インドではそれが当たり前とされており、それがインドの風習となっているのだ。

そこに異を唱える主人公・パッドマン(ラクシュミ)が立ち上がり、生理用品をなんとか自作しようと大奮闘するというストーリーである。
だが、そこには世間や文化、風習といった巨大な壁、数々の困難と苦しみが待ち構えていた。


ライト兄弟は有人動力飛行を、アームストロング船長は月面着陸を、人類史上初に成し遂げた。
そして本作のパッドマンは、インド人で初めて生理用品の開発に成功し、インド中の女性を救う光となり、ひいては世界中の女性に希望を与えた。
そこには、どれだけ世間に蔑まれようとも、愛する女性を笑顔にしたいという、あまりにも純粋な願いが込められていたのだ。

インドという国が抱える価値観の問題、女性への応援歌的な作品となっており、
特に生理に関して無縁の男性でも非常に分かりやすく見られるつくりになっているのが素晴らしかった。


また一作、伝記物の傑作に出会えて僥倖である。

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