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ダンボ (2019)

DUMBO

監督
ティム・バートン
  • みたいムービー 615
  • みたログ 2,019

3.88 / 評価:1,633件

子供だましで、実写化による失敗の典型例

  • ken***** さん
  • 2019年12月9日 10時28分
  • 閲覧数 999
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

レンタルして観賞。元々最近のディズニーが注力している、過去のアニメ作品を実写化(とは言っても、人物以外は殆どCGの効果だが)でリメイクする動きは、無意味と言うより腹立たしくさえ思っている。
 そもそもリメイクするに当たり、単なる実写化以外に何ら新たに創造するものが無ければ、それは単に全世界にいる忠実なディズニーファンからお金をむしり取るためだけの行為だと考えている。
 もっともむしり取られるディズニーファンは、アニメと同じ内容が実写で蘇る事を是としており、逆に新たな物が創造される事を好まないだろうし、ディズニー側はこう言うディズニーファンからお金をむしり取れると言う事で、経済行為としては健全と言えるのかもしれないが。
 まあ、こう言う斜め目線から見た感想を簡単に述べると、タイトルに書いた通りとなる。

 まず実写化で最大の失敗は、ダンボの造形だと思う。実写化と言う事で、なるべくリアルな感じにしたんだと思うが、肝心の大きな耳の質感がただのペラペラの皮となってしまい、どう考えても絶対に羽の役目は果たせない代物になってしまっていた。
 これがアニメだと、もっと現実離れした大きさで、また質感も分からないため、脳内で飛ぶ姿も想像で補ってしまうがが、CGでリアルに具象化したが故に現実的な目で見てしまい、あり得ないとしか感じられなかった。
 これだけでも実写化は失敗だと言わざるを得ないと思うが、それ以外にもアニメでは鳥の羽を飛ぶための暗示のために使用していたのが、本作では羽を見たら急に飛べるようになってしまい、飛び立てるようになるまでの葛藤(アニメでもたいした事は無いんだが)が丸ごと無くなってしまっていた。

 子供だましとしか思えないのは、動物は野生を帰す事が幸せという安易な発想。大体人間社会で育てられた動物を、リハビリ期間も設けずにポンと野生の世界に放り込んだら、多分そこには死しか待っていないだろう。
 また、悪徳実業家がコントロールルームを壊すシーンは、安手のスラップスティックコメディのようにしか見えなかった。

 所でティム・バートンは昔はもっと作中に毒を盛り込んでいたと思うんだが、最近の健全路線は一体どうしたんだろう。ディズニーで安定した職を得るために、日和見路線に転向したんだろうか。

詳細評価

物語
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演出
映像
音楽

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