2019年1月5日公開

迫り来る嵐

暴雪将至/THE LOOMING STORM

1192019年1月5日公開
迫り来る嵐
3.0

/ 99

13%
22%
34%
16%
14%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(22件)


  • her********

    5.0

    傑作

    評価が低すぎるので、☆5つにしました。 (厳密には☆4.5) 深く奥に秘め暗示するにとどめざるをえないシーンを、数多く感じた作品でした。 少なくとも、凡百の日本映画は足元にも及びますまい。

  • ma8********

    3.0

    韓流実録サスペンス風+セブンの雨

    韓流サスペンス大作を見る感触に似てる。 かなりムードはあってそれは映画全体に持続すると言う長所も、ストーリーは時に冗漫で長いと言う短所も似ている。 常に降ってる雨はセブンを真似たのかもしれないが映画には似合っている。 近代化過渡期の90年代の中国の一側面が見られる。

  • つとみ

    4.0

    本当の意味はわからなくても面白かったよ

    主人公ユィが刑務所から出所するところから物語は始まる。 彼はどんな罪で投獄されていたのか、殺人?暴行?もしかしたら濡れ衣かも? 表情は穏やかなように見えるが、不穏な雰囲気もある。 と、ここで時は遡り連続猟奇殺人の現場へ。 犯人を上げることこそ自分の価値を証明することだと疑わず突き進む男は次第に泥沼にハマっていくサスペンスで面白かった。 とりあえず良かったとだけは先に書いとかなきゃいけない。 物語が半分くらい進んだところで、設定、描写、不必要そうな場面などで、コレってもしかして中国という国、または中国政府を批判するような作品なんじゃないかと気付き始めた。 終盤になるにつれその予想は強まっていき、エンディングのテロップが出たところでほぼ確信した。 アメリカや日本など、自国や政府を批判するような作品を作っても特に問題にならない国はストレートにそういう作品を作るが(日本の場合は作品自体があまりないけど)そうではない国やそうではない年代に作られた作品の場合、比喩的に批判したり間接的に批判する作品を作る。 本作「迫り来る嵐」は十中八九それ系の作品だろうと思う。 表彰、工場の閉鎖、工場の爆破、降り続く雨、大寒波、怪しいシーンはとても多い。 最後のテロップ、主人公の境遇、行動、20元、買収、考え出したらきりがない。もうストーリーのための出来事なのか何かを暗示する出来事なのかも判断できない。 で、ここで大きな問題に直面する。 この手の作品の場合、ある程度描かれている国に対して製作者と共通認識をもっていないといけないが、私は中国にも政府にも党にも詳しくないし興味も薄い。 なので、漠然とした何かを感じとることはできても具体的にどういった事を言っているのかまでは理解が及ばない。 簡潔に言えば「わからん」なのだ。 とりあえず97年と08年に中国で何らかの変化があった事だけはわかった。 どう変化したのか、何が問題なのかまではわからん。知識不足ですね。 本当の意味が理解出来たら傑作なのかもしれないなと思う。

  • あき

    4.0

    こんな中華映画初めてです。

    工場保安部のユイはひょんな事から殺人事件に関わり、犯人を捜すことに囚われて行く。ミステリーじゃなくサイコサスペンスも違う。中国の社会主義国家の終焉とこれからの時代に翻弄される平凡な男のドラマ。暗い世相と正体不明の殺人鬼に翻弄される男の人生は暗い。こんな中華映画が出てきたんだなぁ。

  • hiy********

    4.0

    すべてが曖昧だけど

    サスペンスものとしては曖昧な部分が多く、物足りない。観るものに気付かせる手法を目指したのだろうが、やはりはっきりとさせてほしかった。また、なぜ主人公が必死に犯人探しをしているのかもわからない。途中、主人公を「師匠」と呼んで慕っていた青年が大けがをしたが、それでも彼は執念深く事件を追う。その時の逃げ回っていた男がどんな人物だったのかは最後まで不明。まさかあの人?モヤモヤは消えない。  彼の恋人となった女性も不運だ。彼の刑事ごっこ(?)に付き合わされてあの結果だ。  でも好きな役者だったので★数を増やした。年代によって変わっていく髪型がおもしろい。時代を反映してどこまでも雨と暗さに徹した挑戦作とみた。

  • fg9********

    1.0

    オイラの完敗だわな~

    …あらすじは解説の次のとおりと書くような内容はないが、取り敢えずは書いておこう。  『1997年の中国。  小さな町の製鋼所で警備員をしているユィ(ドアン・イーホン)は、若い女性ばかり狙われている殺人事件に興味を抱く。  警部から捜査情報を手に入れたユィは、犯人を自分で捕まえようと意気込み、捜査にのめり込んでいく。  ある日、ユィは犠牲者が恋人のイェンズ(ジャン・イーイェン)に似ていることを知る。』  全編にわたって殆どのシーンが陰々滅々たる雨が降っているので、鬱陶しいったらありゃしなかったな。  従って、画面も終始薄暗いし、探偵気取りのユィも一体何をしたいんだか皆目見当も付かず、うたた寝を繰り返しての鑑賞となってしもうたワイ。  終盤に至って、ユィが犯人らしき人物と追い駆けっこをする場面と、ジャン・イーイェンの儚い美しさだけはシッカリと見届けたが、ラストのエンディング・テロップを見て、一体、何の話だったかいの~、と煙に巻かれたまま観終わってしもうたゾイ。  1997年の香港が返還された時代の中国の話で、その時の社会情勢やら庶民の閉塞感を汲み取れればイイのだが、鬱陶しい雨にオイラの頭も浸食されちまって、その辺の事情はチットモ顧みることなく、おどろおどろしい連続猟奇殺人事件を巡るサスペンスタッチの作品だと勘違いした、オイラの完敗だわな~。  第30回東京国際映画祭で最優秀男優賞と最優秀芸術貢献賞をW受賞した作品とあったので愉しみに観てみたが、見識のないオイラにとっては、精々高めに付けても1.4点といったところが限界だな。  (メモ 総レビュー数:3579件、2020年度22作品目)

  • bat********

    3.0

    ネタバレ激動の中国の時代に取り残された男の悲劇

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 赤平

    1.0

    雨、雨、雨 スッキリしねー

    何で何での、まるっきし意味不明だった。 殺人事件の犯人を見つけるために人生をかけるという、ワケわからん設定に共感できない。 犯人を捕まえるためのワナを、どういう発想でそうしたのか。 でもって犯人が....というオチのない話。 フレードランナーばりの雨。 どんだけ降ってんだよと、そっちが気になって気になってもー。

  • 重村牧男

    4.0

    韓国映画と中国工場系映画の影響?

    久々の中国映画。しかも後味の悪さはなかなかである。 後味悪さ 大好きの私としては、見逃していた作品を映画館で観られて御満悦。 塚口サンサン劇場 いつもラインナップに感謝している。 犯人の見えない殺人は『殺人の追憶』、 虚構と現実の曖昧さはこの前観た『劇場版バーニング』を彷彿させる。 ダンスホールの件は実はまさしく彼自身を指していたのか、観る者を迷宮へと誘う。 これに中国工場映画『山河ノスタルジア』『罪の手ざわり』、宣伝文句の『薄氷の殺人』等をスパイスにした感じ。 社会的背景も含み、ノスタルジアと殺人の融合である。 のリピーに田村英理子の写真も時代を感じる。   オリジナリティを見つければ、すごい監督になりそう。 将来に期待大。センスはいいはず。 (監督賞、撮影賞、新人賞候補)

  • nn1********

    4.0

    一口寸評

    カラーなのにモノクロのように感じたのは、晴れる日がないかの如く降り続く雨と、古くどす黒い国営製鋼工場が背景になっているせいだろうか。 始まりは1997年、工場の警備員ユィ(イアン・ドーホン)は、近所で起きた若い女性の連続猟奇殺人事件に探偵気取りで首を突っ込み、次第に自分を見失っていく…。 犯人捜しの平凡なミステリーと思っていると完全に裏をかかれる。 ユィと恋人(?)との関係もなんだか複雑で、奥が深いのだ。 監督はCM畑出身で、本作がデビュー作だという。 演出に拙い面はあるけれど、映像に優れたオリジナリティがある。 中国の新しい世代の胎動を感じ、嬉しくなった。 ラストは2008年、ユィが新たな地を目指して乗り込んだバスは動かない。 外は雨から雪に、その年中国は大寒波に見舞われた。 評価は4.5★。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレずーっと雨が降っているなあ~

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • Dr.Hawk

    3.0

    ネタバレ他人を巻き込む承認欲求の業の深さ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kko********

    3.0

    ドン・ユエ監督の今後にも期待が持てます

    「薄氷の殺人」が大変に印象に残ったので、本作品にも興味があり見に行ってきました。 まずは、映画そのものより、監督のドン・ユエって凄く良い監督さんですね。 なかなか臨場感のある撮り方に、ドルビーを効果的に使いお話にグイグイ引き込めて貰いました。 この手の映画でなかなか言える事ではありませんが、この映画は、映画館で体験するといいかな・・・ 映画の方は、ミディアムテンポで、無駄なシーンも多いので、ちょっと肩透かしを食らう部分もありますが、私的には、全体的に良く出来ていた思います。 無駄なシーンを無くせば、もう少しスリリングに描けたかな・・・・ もう少しグロく攻めても良かったかな、発想的には大変にいいし、特に、本作品、雨や曇りの日を狙って撮影されていると思うので、雰囲気は大変にいいし、もう少し、人が追い込まれる心裡などを詳しく描いて貰いたかったかな・・・ 賛否両論となると思いますが、私はまずまず良かったです。 ドン・ユエ監督の今後にも期待が持てます。

  • nya********

    3.0

    ネタバレどこかで見た雰囲気、展開なのだ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fpd********

    2.0

    期待しすぎました

    連続殺人事件の本格サスペンス、かと思いきや。。。何をテーマに訴えたいのか、よくわからず、サスペンスというほどの手に汗握ることもなく、ただモノトーンの暗い映像と、雨が降り続く。。。映画でした。主人公やもろもろの心情風景を表しているのでしょうが、それが何からくるのかがよくわからないまま。モノトーンで雨がふる、という手法はよく使われるものでもあり、共感を呼ぶところや感動するところ、涙するところがないので、ただただ陰鬱なだけで終わってしまったという感じです。

  • Toojjj

    5.0

    期待に違わぬ傑作

    本日、新宿で見てきました。 予告編を見て「これは」と思っていましたが、期待通りの傑作でした。 雨と煙(水蒸気?)、そして工場と列車。それらが主人公の寂寥とした内面をそのまま表したように映し出されます。しかし、この映画では、そうした映像美だけでなく、人と人との関係(特に主人公と恋人との関係)を示す描写が強く心に残ります。 この脚本は、本当によく練られています。終盤の話なども「なんと!」というか、絶句というか…。また、画面の構成や色彩なども相当に考え抜いて作られています。 2019年は始まったばかりですが、今年もおそらく150本程度は映画をみるのではないかと。でもこの映画がベスト1になるような気がしています。 中国でもこういった映画を作れるんですね。工場とか、ああいうふうに描いても大丈夫なのでしょうか? ちょっと心配ではあります。

  • yoj********

    2.0

    予告編に騙された系

    サイコサスペンスと思いきや共産圏系の工場の警備員の話。 陰気な雰囲気なだけでサスペンス要素は乏しい。 救いは女優だけ。

  • ********

    5.0

    奥行きとともに

    2017年。ドン・ユエ監督。1997年の中国。大きな工場で警備員をする男は工場内の軽微な犯罪を取り締まって優秀な成績を上げていた。ある日、近くで殺人事件が起こると、その解決のために警察に協力、次第に事件にのめり込んでいくが、という話。 恋人を利用してまで事件解決に迫ろうとする男の執念の背景にあるのは、決められたことをきちんとしたいという小役人根性にすぎない。ルールに従ってしか行動できないので、恋人に触れることさえできない。中国の支配体制に従順であるばかりにおこる悲劇であることもしっかり描かれている。孤独な男の悲しい物語。 10年後に明かされる結末は苦いものだが、中国が飛躍する10年間に国家に翻弄された男の悲劇が、常に奥行きとともに描かれていることも特徴。奥行きのある構図のなかにいる男の寄る辺なさ。

  • 06seiseki

    3.0

    ネタバレ賛否分かれる映画ですね。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • まっとさん

    5.0

    切ない愛の物語としてみました

     作品の舞台となった1997年の湖南省の街はほとんど雨の映像ばかりでした。でもとても美しい冷たい雨です。トーンは陰鬱なんですが、フィルム時代とは違い、きわめてシャープな映像です。中国でもいまはこういう映像を撮れるようになったのだと感心しました。  監督は広告・CM出身なんだそうですね。長年テレビCMを制作してきた、映像にこだわりを持つ監督スタッフならではの見事な映像作品に仕上がっています。  映画の売り文句は「サスペンスノアール」ですが、殺人と殺人事件はプロットとして描かれるだけで、この作品本来のテーマや本質とは関係ありません。  事件を執拗に嗅ぎまわる主人公ユィの言動は、観客を引き付けるストーリー立てのためにあるようです。  大きなテーマは、変わりゆく中国と(変わらない中国、という隠しテーマもありました)、ユィの恋人イェンズの自死です。(イェンズ役のジャン・イーイェンがとてもいい雰囲気を出しています。)  イェンズの視点で見ると、昔の中国と変わらない、体を売って身を立てる暮らしから、香港返還となる1999年を前にして中国も近代化で大きく変わり出し、ようやく貧困から抜け出せそうだったのに、(いつか香港に行って美容院を開きたいと願っていたのに)、愛されていると思っていたユィの幻想に惑わされて、愛を失い失望し自死してしまうという、切ない愛の物語に見えます。  タイトルの「迫り来る嵐」(英語ではLooming Stormでした)とは、この殺人事件や作品の舞台となったこの時代のことではなく、たぶんこれ以降、現在にかけての中国の未曾有の変革、変わりようを指しているのでしょうね。変わる中国、変わらない中国、そして変われず消えてゆく、消えていかざるを得ない運命を指しているのだと思いました。  ラストのシーンも象徴的です。2007年きれいになった故郷の街で、バスに乗って故郷から出てゆこうとするユィ。ひょっとしたら香港を目指しているのかもしれません。いつかイェンズと行きたかった香港。  やがてバスがやってきて止まり、ユィが乗り込みます。しかしバスは昔と変わらずエンストを起こしたまま物語は終えます。  近代化の進む中国を象徴するシニカルなエンディングでした。

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