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セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー! (2017)

SERGIO AND SERGEI

監督
エルネスト・ダラナス・セラーノ
  • みたいムービー 43
  • みたログ 123

3.12 / 評価:94件

キューバの愛すべき人びとの心意気

  • kako9121 さん
  • 2018年12月8日 15時16分
  • 閲覧数 491
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 懐かしいキューバを拝見しました。
 じつはキューバには一度だけ行ったことがあります。遠くから見るカラフルな町並みは一見きれいですが、近づいてみると建ててから相当時間がたって古びているし、街を走る自動車は1950年以前に造られたポンコツ車ばかり、街で売られている日用品も土産品も古めかしいものばかりでした。
 でもキューバの人たちの笑顔だけはいいんですよね。愛想がいいですし、よく笑います。無愛想な人などいなかった印象でした。
 革命をなしたカストロ議長が生きている頃でしたから、男たちは「カストロがやっているなら仕方ないね」と言って笑い、女性ならば「カストロの政治はダメだったけど、カストロは好きよ」みたいな雰囲気で、毎日の暮らしをささやかに笑って過ごす生活をしていました。
 
 この作品はそんなキューバの愛すべき人びとの心意気を描いたに違いありません。たぶん間違いない描写でしょう。
 とはいえ、物語はキューバでは何も起きないのです。宇宙船の中で事態は進行しますが、キューバのセルジオは宇宙船のセルゲイと交信し、それをキューバ政府のスパイ(?)が盗聴しているという状況。
 盗聴しているからといって、かつての東欧のパンクチュアルな盗聴ではありませんね。キューバですから。お笑い盗聴です。
 
 宇宙船に取り残されたまま地球に帰れないレルゲイは結局、セルジオの機転によって帰還することが出来ますが、そのくだりは描かれません。セルジオには関係のないところですし、セルゲイは知る由もありません。

 成長した娘(という設定)のナレーションを使っているのですから、ナレーションでフォローしても良かったかもしれませんし、漫画風に秘密を描くという方法もあったように思えます。
 事態の進行がよく分からないまま、セルゲイが地球に無事に帰還し良かった良かった、と終わっていきます。確かに観客も私たちも良かったね、とは思うのですが、スッキリしませんでした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • ファンタジー
  • ロマンチック
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