ここから本文です

喜望峰の風に乗せて (2017)

THE MERCY

監督
ジェームズ・マーシュ
  • みたいムービー 58
  • みたログ 237

3.11 / 評価:182件

実話なのであんまり悪く書きたくないけど…

  • m_b******** さん
  • 2020年8月15日 22時23分
  • 閲覧数 717
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

爽やかヨット映画かと思ってみたらかなりの胸糞展開でした。実話を元にした物語ですがあくまで映画の感想として書きます。

まずあまりに無謀で無計画すぎる。
普通こういう過酷で困難なことに挑戦するならそれなりの努力と準備をするものじゃないですか。
なのに資金から船から全部人任せでトレーニングも何も無しってありえないでしょ。
「船が散らかってるな、出航前なのに」…っていやお前がちゃんと準備しろとしか思わない。
というかそもそもここまでの無茶をしないといけない程困窮してたように見えなかったんだけど…もっと彼がレースに参加しなければならなかった理由の説明が必要だったんじゃないでしょうか。

最初についた嘘も必要性が分からない。入賞しないとダメなのに、なぜ入賞したら困るような展開に自ら持っていってしまうのか?
なぜかどんどん自分で自分の首を絞めてる。

あとアルゼンチンに寄港した時に修理したってことでいいんですかね?その描写が無かったから本当にアルゼンチンに寄港する必要があったのかどうかよく分からなかった。
アルゼンチンではレースのことはあまり知られていない=寄港したことを隠し通せると考えたことはハッキリ分かりましたが。

そしてクレアの態度もイライラさせられます。
冒頭で「donationではなくbusiness」だって本人がしっかり言ってる。
スポンサーは投資を回収できないと大損。しかもかなりの人格者で「自分にもリスクがあるので保障は欲しいが、君の会社や家を奪いたくなどない」と言ってるめちゃくちゃ良い人。
なのに広報にも非協力的だし最後にはスポンサーが夫を追い詰めたような言い草…スポンサーに話を持ち掛けたのは誰ですかね?

彼が選んだ最期も酷く無責任でとても美談には感じませんでした。自分が楽になるだけで妻や子供、スポンサーなどみんなに迷惑を掛ける選択肢。
そもそも出航の時にもまだ腹が座ってない感じで、大勢の人を巻き込んでる割に覚悟が足りない。

トビウオを食べていたところ(セーラー達が甲板に打ち上げられたトビウオを食べるのはヨットあるある)と夜光虫を見ていたシーンは「ああ、ちゃんと調べたんだろうな」というのが分かって好印象でした。でもそれだけ。

爽やかな映画かなと思って見たら序盤からずっと後ろ暗い気持ちを共有させられて、そのまま最後までずっと気分が沈んだままでした。

これは元になった実話がそもそもどうだとかそういう話ではなく脚本と演出の問題ですよ…。コリンが出てたからギリ最後まで見られたけど…。

私の中ではダンサーインザダーク、鑑定士と顔の無い依頼人に並んで胸糞映画ベスト3に入る作品でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ