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喜望峰の風に乗せて (2017)

THE MERCY

監督
ジェームズ・マーシュ
  • みたいムービー 57
  • みたログ 244

3.09 / 評価:187件

圧倒的邦題のセンスの無さを嘆く

  • 54歳のごく潰し さん
  • 2019年1月18日 19時49分
  • 閲覧数 1638
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

たまたまツイッターに流れていた記事に相槌を打ちながら開場を待っていたのだが、まさか、全く同じ手合いの映画だったとは思いもよらなかった。
ちなみに「ダサい邦題」で検索かけてもらうと、それらしい記事に当たるので、あとはみなさんで拝見していただきたい(ステマになってもいけないので)。
映画を見ればわかるが、この御仁、喜望峰の風は一度も受けていない。それどころか自己申告だけで「行きましたぁ」といういわばショートカットを断行。これが結果的にはとんでもない結末を生んでしまうことにつながっていく。
ズブのドシロートが無謀なチャレンジをする。はた目には勇敢でかっこいいと映るわけだが、すぐさま船酔いする、船はダメダメ、そんな調子だから普通に航行していてもスピードなんか出るはずがない。で、結果的に彼は”悪事”に手を染めていく。
もう一旦上陸した段階で終わらせておく選択があったはずである。なのに彼は続行する。あの時終わらせておけば…もちろんタラレバは禁物だとは思うが、結局、金、スポンサー、周りの声援…すべてを無にすることができなかった主人公は最後追い詰められての行動をとる。

おいおい、このタイトルからは想像もつかない内容ではないか!!私は、「ずぶのシロートが艱難辛苦を乗り越えて見事ゴールする/当初の不具合も全て力技で解決し、奇跡が起こる」と思っていたから、話の内容・・・ずるをする、上陸してしまうなどギャップは言うに及ばず、サッドエンドな作品だとは考えもつかなかった。予告を見ても、凪いでしまって前に進めない、という苦悩が描かれていたので、これはそういう映画なのだとも思っていた。
「観させる」ことには成功した邦題だとは思うが、原題のMercyは、遺書のようになっている日誌の最後の言葉である。この言葉を何とか使うことはできなかったのか、あるいは、少し陰を含んだようなタイトルにして「ハッピーエンドではないですよ」という風に持って行けなかったものか、と思ってしまう。
主人公が行方不明(狭義的には死亡)してからのくだりは説明的過ぎるし、むしろそのシーンで止めておくという選択がなかったのか、どうか…マスコミが押し掛けるシーンは、今の報道姿勢と全く同じであり、きっちりdisっているところだけはちょっと評価する。
でも、全体的に映画の内容としては単調。陸(支援者やマスコミ)がバカ騒ぎしているのと、ねつ造にあけくれる主人公。このストーリーはマジで誰得、だったのか…かなり見る人を選ぶ映画だった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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