yos********
4.0点
インド映画ってやっぱ長いな〜。 でも本作はあまり長さを感じなかった。 ところどころ歌やダンスが入って楽しい作り。 その歌やダンスがなければあと15分は短くなったよw さて作品の根本にあるのは“愛”。 迷子のしかも言葉を発することのできない隣国の子。 人種も違えば信仰も違う。食すものも違う。 少女を愛だけで救えるでしょうか。 信仰の厚い人は愛が必要だとか大切だとか 無信仰の人に説教し、信仰を進めるが あくまでも個人的な見解としては(誤解を恐れずに言うと) 信仰の厚い人ほど罪を犯してる人いるよ ってこと。 信仰熱心な国にいながら、嘘を平気でついて 窃盗を働いて、詐欺で金をむしり取り、少女を夜の店に売りつける。 そういう犯罪が普通に横行してる国って結構信仰熱心なものだ。 それってとっても矛盾だと思うわけです。 そのくせ神に対する祈りはすごく熱心。 今目の前にいる“人”には愛を捧げられないのか? と、日本に暮らす無信仰な私には理解し難い。 国の発展具合とか情勢にもよるのかもしれないが。 だからこそ本作のバジュランギが生きてくる。 英雄であり偉業を成し遂げた人となる。 でもね、日本は落とした財布はほぼ落とし主に返ってくるんですよ。 迷子がいてその子が外国人でも、警察が門前払いすることもないんですよ。 もちろん、いい話だし感動もするけど、大陸続きで隣国がない 寺にも神社にも参る宗教上の問題があまりない日本人には むしろ主人公の周りの人間の方に疑問を持つのでは。 だから日本では作れない作品ですね。 そういう国があるってことです。
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