よかったです。
- ber***** さん
- 2020年2月15日 11時43分
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酷評している人も多いようですが、私の心には染み入りました。
よかったです。
実際に自分に近しい人を亡くしたことのある人と、そうでない人とではこの映画に対する共感のメカニズムが異なってくるのかもしれません。
私もはじめは「発光病ってなんだよ、リアリティのない設定だなあ」って思いました。
「これなら、現実に存在する病気の、癌とかの設定でいいじゃん」というふうにも思いました。
でも、日本人の4人に1人は癌で亡くなると言われている時代です。
ある程度の年齢以上の世代の人だったら・・・
癌で身近な人間を亡くしたことのある人なんて、数えきれないほどいる・・・
自分も含めてそういう人たちにとって、病気の部分にリアリティがありすぎてしまうのは、つらくて見ていられません。
だから、「発光病」という、ある意味ちょっとファンタジックな感じの架空の病気ぐらいでちょうどよかったと思います。
だって、この映画の主題は「闘病生活」そのものじゃなくて、若い登場人物ふたりの「お互いを思い合うきもち」にあるんだから。
最後に、ふたりの演技はとても素晴らしくて引き込まれました。
せつなくも悲しい、観てよかったと思える映画でした。
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