3.0点
…あらすじは解説のとおりと書こうと思ったら空欄で、レビュー数も未だ8件のみだ。 あんまり人目に付かない作品なんだな。 …WOWOWで観たので、そのあらすじを次に書いておこう。 『翌日にニューヨークでの結婚式を控えた女性ジャーナリストのアレックス(ケイト・ウィンスレット)と、ボルティモアで手術を行なう予定の外科医ベン(イドリス・エルバ)。 嵐で足止めされたソルトレークシティーの空港で出会った2人は、共同でセスナ機をチャーターする。 だが、上空で操縦士が意識不明に陥り、機は雪深い山中に墜落。 生き残ったのは乗客のベンたち2人と、操縦士の飼い犬1匹だけ。 食料も装備も乏しい中、2人は衝突しながらも生き延びようと尽力するが……。』 ストーリー的には、以上の内容で終わりだ。 セスナ機が墜落するシーンは迫力があった。 で、2人は生き残ったものの、アレックスは足に怪我を負う。 セスナ機の残骸の中で飢えを凌いで生き残るものの、ベンは助けを求めて周辺を探索する。 ベンの留守中にアレックスはクーガーに襲われるが、照明弾をぶっ放して此奴をヤッツケル。 照明弾なんかで殺せるもんかいの~と疑問に思ったが、死んでしまったのでアレックスとベンの食料となって飢えから解放される。 アレックスは、足に怪我を負っているものの、男勝りのカメラマンだったので、救助を求めて出立することを望む。 一方のベンは、このまま踏み止まって救援を待つべきだと譲らない。 そんなある日、アレックスは、ベンが寝ている間に助けを求めてセスナ機を後にする。 ベンは、アレックスが不在のことに気付いて彼女の後を追う。 で、這う這うの体の彼女を発見して、以降、一緒に行動する。 体力のあるベンは、脚を怪我して疲労困憊のアレックスをソリに載せて引いたりもする。 この辺りまでは観ていられたが、途中で立ち寄った小屋で、死地を潜り抜けてきた2人の思いが一つに溶け合って、遂に合体となる流れは、『The Mountain Between Us』というよりも『The Love Between Us』といった感じで、サバイバルというよりはアルアル・メロドラマの様相を呈してくる。 で、決死というか……ラブラブの21日間を経て、遂に2人は救出されるのだが、ベンは、雪山での秘め事は決して洩れることはないと誓って、2人はそれぞれの人生を歩み始めるのだった……といったストーリーで、ラストは更なるアルアル・メロドラマで締め括るのだった。 サバイバルのハラハラドキドキ感は、最初の墜落シーンとクーガーに襲われた時ぐらいで、後は2人のアルアル・メロドラマを愉しめるかどうかというだけだ。 大人の2人の演技は、それ相応に見飽きることはなかったので、一見の価値程度はアリの3.2点といったところかな。 そう!そう! ワンコがなかなかイイ働きをしていたが、エンドクレジットではRaleigh and Austinと二匹の名前があり、どこで使い分けたのだろう?と一番気に掛かったことでもあった。 (メモ 総レビュー数:3383件、2019年度213作品目)