cyborg_she_loves
4.0点
ナノカがシンデレラやめるといって飛び出してくとか、泣いてる未来を小雨が慰めるとか、大まかな方向性だけ決めてて後は全部即興で作ってるわけですね。 しかしその即興の部分が、お互いに相手がどう出てくるか探りながら恐る恐る次の台詞を考えてるという感じで、ものすごく怒りや悲しみで感情が高ぶってるシーンなはずなのにものすごくゆるやかに進んでいて、肩透かしを食らうような感じがします。 最初の30分ぐらいは、これはこの年齢を扱った青春劇の中で一番好きな映画になるかもしれないと感じましたが、途中から退屈さの方が上回ってきてしまった。 でもそれを救ってくれているのは、西山小雨さんの歌。もうこれに尽きます。特に、最後のピアノの歌より私はじつは最初のゴミ置き場で歌ってるウクレレでの歌の方が何倍も好きです。染みとおります。 おおもとは小雨さんのMVを作ろうという計画だったものが発展して長編映画になったそうですが、ほんとにそんな感じの映画。延々と長くてやや退屈するけど基本は小雨さんのMVとしての価値が一版高い映画。そんな感じです。 個人的には小野花梨ちゃんにこんな悪役を割り当てて欲しくなかったな~。個人的に大ファンなので、最後はちょっと見てられなかった。
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