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サスペリア
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サスペリア

SUSPIRIA

R15+1522019年1月25日公開

spo********

3.0

歯痒さが残る

悪くはないが、『リメイク』である以上、オリジナルとの比較は避けられないだろう。 オリジナルに肉付けする形で、社会・歴史・政治的な切り口で、ドイツを舞台に『魔女』『テロ集団』などを描く。 序盤はとても地味(ミニシアターのアート映画ですかってくらい地味)で、中盤で盛り返す。この中盤部分はアルジェント監督の美味しい部分を引き継いでいる感じもあり、良かったのだが、終盤は個人的には残念だった。 リメイク版の味付けを、良いスパイスと取るか、贅肉と取るか、それは受け手によるだろうが、いち『リメイク』として見た時、旧来のファンが納得行く出来栄えではなかったかもしれない。 決して駄作と切り捨てるほどの壊滅的な出来ではないし、それなりに重厚な作品ではあるが、好き嫌いは分かれてしまうだろうし、オリジナルとは別モノとして鑑賞したほうが良いのかもしれない。 力作なのだが、要素を盛り過ぎて、かえって邪魔になってしまったような歯痒さがある。また、ここまで要素を追加するのであれば、かっちり説明したほうが良かったのかもしれない。終盤も理解できたが、あえて置いてけぼり系の難解描写にする必要性も感じなかった。 役者陣:ダコタ・ジョンソンやティルダ・スウィントンは素晴らしかったと思う。

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