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コンフィデンスマンJP
2019年5月17日公開

コンフィデンスマンJP

1162019年5月17日公開

sug********

4.0

ダー子の恋

毎回ドラマを楽しませてもらっていた。騙されないぞと注意して見ていたのだが、お話しの面白さもあって本筋を追ううちに、つい脚本・古沢良太の術中に嵌ってしまう自分がいた。結局騙されてしまい、一体どこからが仕込みだったのか、劇中内の被害者同様思い悩んでしまった。しかし、手際が鮮やかなほど、騙される気持ちよさがある。映画になって、仕掛けも舞台もパワーアップ。結局また一本取られてしまった。 今回のターゲットは、氷姫と呼ばれている香港の女帝ラン・リウ(竹内結子)。ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)、五十嵐(小手伸也)に新メンバー、モナコ(織田梨沙)を加え、手の込んだコンゲームが繰り広げられる。ドラマでは、毎回ゲストが騙されるのだが、彼らが映画内でカメオ出演しているのも嬉しい。ドラマ第一回のゲスト、江口洋介が執念深く復讐に乗りこんできて、お話しを更に複雑にしてくれる。 今作は「ロマンス編」とある通り、ダー子の過去の恋愛の古傷の相手ジェシー(三浦春馬)が登場。ランを落とせるのか、はたまたボクちゃんも絡んで三角から四角関係に発展。恋愛模様の先行きも大いに気になるところ。ダー子の本心は、一体どこにあるのだろうか。 長澤はドラマでも毎回様々なコスプレやなりきり芝居で楽しませてくれた。それは本作でも同様。散りばめられた、「ゴースト」や「ローマの休日」など、様々なネタも映画ファンには嬉しい。 冒頭から、いくつも伏線が張られているのだが、夢中になって観ているうちにそんなことは忘れてしまい、種明かしでハタとひざを打つ。気持ちよく騙される快感をまた味わえた。途中でからくりに気づくのも面白いが、最後まで騙され続けるのも、また一興。何れにせよ、最後まで楽しませてもらった。エンドクレジット後にも映像あり。お席を立たぬよう、お願い申しあげます。

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