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アルキメデスの大戦
2019年7月26日公開

アルキメデスの大戦

1302019年7月26日公開

みー

4.0

ネタバレちょっとチート過ぎるけど良い

原作未読。冒頭の戦艦のシーンは邦画にしては迫力ある作りだった。巨大戦艦の全体が模型感やCG感が目立つことなくよく表現できている。日本でもここまで作れるようになったかと思うと嬉しい。 櫂があっという間に図面をひいてしまうとか、ちょっと非現実的過ぎるけど、ともすれば地味になりがちな机上の話を、連続しても飽きさせず見せてくれて、退屈しなかった。演出が巧みなのだと思う。 最後、櫂は平山の思想に感化されてしまった風だが、平山は危険思想だ。「大和が沈めば、日本人がそのショックで戦争を止める」それは「原爆を落とせば日本が諦めて敗戦を受け入れる」というのと発想の根底は同じだ。(原爆投下についてはロシアがらみなど色々状況が違うが)一定数を犠牲にして多くの人が救われれば良いという考え。難しいことだが、政治家を含めて首脳部がそういう考えで戦争を始めてはいけない。 田中泯はやはりいいね。 それにしても昭和・平成初期の戦争映画で、軍首脳陣のお歴々を演じていた重厚な役者さんがどんどん亡くなってしまったりで、高官を演じるにふさわしい渋いアクの強い役者さんが減っていくなぁ。

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