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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ (2018)

地球最后的夜晩/LONG DAY'S JOURNEY INTO NIGHT

監督
ビー・ガン
  • みたいムービー 46
  • みたログ 62

3.53 / 評価:45件

墨緑的夜♪

  • bakeneko さん
  • 2020年3月10日 16時46分
  • 閲覧数 461
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

いきなりすみません!-本作のテーマ曲である“墨緑的夜”の墨緑(モーリュー)は、黒く感じるほど濃い緑色で、日本では木賊色(とくさいろ)=トクサの茎を模した黒っぽい緑色―と呼ばれます(英語ではビリジアングリーンですな)。

新鋭:ビー・ガンの第2作で、故郷に帰ってきた男の現実&回想&夢が混在する夜の迷宮巡りに観客を同行させてくれます。

映画の開始時に、“主人公が映画館に入ってサングラスを掛けたら3D眼鏡をかけてください”と表示される作品で、映画が始まって70分くらい経ってから主人公と同調した異界巡りのワンカット行脚に突入します。
ワンカットと言っても、同時期に公開された「1917」の様な戦場の臨場感を出すためのテンション漲るショットとは異なり、“主人公が視る夢の視点を観客に共体験させる”のが目的なので、主人公が映らないだけのゆっくりとした(≒だらだらとした)徘徊映像となっていますし、出逢う人物の行動も“一発テイクだから失敗しない様に!”と思って観ていると…本来ならばNGでカットするところをそのまま芝居を続けているだけだと判ってきます。
また、“空を飛ぶ”映像も“どんな斬新なショットが!”と期待すると“只浮かぶだけ”と言う風に、ふわふわとした緊張感のない作劇となっていますし、殆どの場面が薄暗いので物語のカギとなる女性が果たして過去の彼女に似ていたかどうか?も判然としない―など、掴みどころのない映画となっています。

疲れている時&ビデオなどでの鑑賞は遠慮した方が良いー目を開けたまま夢の世界に連れて行かれる映画で、
同じ夢幻と現実を交錯させても明晰なリアリティを堅持しているブニュエル作品や、
異世界彷徨でも何が起こっているかは明確に映る―「インヒアレント・ヴァイス」や「アンダーザシルバーレイク」といった作品の不条理世界探索とは一線を画したー明け方に観る夢のような非現実でとりとめのない揺蕩い映像が体感できますよ(途中で本当に眠らなければですが…)。

ねたばれ?
1、“空を飛ぶことが出来るラケットを掛けて僕と勝負しろ!”という割には、下手すぎるぞ ピンポン少年!
2、別に本当に悲しくなくても、お腹がすいていたらリンゴを丸ごと食べるんじゃあ…(ゴリラとかカバとか…)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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