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トイ・ストーリー4 (2019)

TOY STORY 4

監督
ジョシュ・クーリー
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3.25 / 評価:5,287件

解説

人間とおもちゃの物語を描き大ヒットした『トイ・ストーリー』シリーズ第4弾。外の世界へ飛び出したおもちゃのフォーキーとウッディたちの冒険を描く。『インサイド・ヘッド』の脚本に参加したジョシュ・クーリーが監督を務め、吹替版のボイスキャストはウッディ役の唐沢寿明をはじめ、所ジョージ、日下由美、辻萬長らが続投する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ある日ボニーは、幼稚園の工作で作ったお手製のおもちゃのフォーキーを家に持って帰る。カウボーイ人形のウッディが、おもちゃの仲間たちにフォーキーを現在のボニーの一番のお気に入りだと紹介。だが、自分をゴミだと思ってしまったフォーキーはゴミ箱が似合いの場所だと部屋から逃亡し、ウッディは後を追い掛ける。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

「トイ・ストーリー4」「3」の完璧なエンディングを経てなお、語られるべき物語!

 子供のころに「トイ・ストーリー」シリーズと出会えなかったこと、残念だなぁと思う。と同時に、このシリーズほど大人向けのディズニー/ピクサー作品もないと思う。しかし、4作目ができると聞いたときには仰天した。「3」の完璧すぎるエンディングの後で、何を語っても蛇足になっちゃうんじゃないのか?

 だが、ピクサーのポリシーは「ストーリーこそ王者」。彼らが「語るべきストーリーがある」と言うなら信じてみるべきだ。

 幕開けは、アンディからウッディやバズたちを譲り受けたボニーの部屋。あれほどアンディに愛されたウッディも、いまはボニーのお気に入りとは言えない。それでもボニーのために献身的なウッディに泣けてくる。1作目、アンディのお気に入りNo.1の座をバズに奪われると危機感をもった彼は、バズを追い落とそうと躍起になった。が、本作のウッディはボニーが自分で作ったプラフォーク製おもちゃ、フォーキーに対して真逆のことをする。「僕はゴミだ」と、すぐゴミ箱に入りたがるフォーキーを連れ戻し、「君はボニーに必要なおもちゃなんだ」と説得。なんという成長か!

 やがて旅行中にフォーキーを追って車を飛び出したウッディは、アンティークショップで数年前に別れたボー・ピープと再会。ここからのアドベンチャー&ロマンスには、心奪われずにはいられない! 店での「誰にも愛されたことのない」人形たちは、シリーズお約束のホラー風味を醸し、「恐っ!」と同時に哀れを誘う。

 それにも増して映画を愛すべきものにしているのは、さらなる新キャラのコメディリリーフぶり。射的景品のモフモフコンビ、ダッキー&バニーの毒おっさんキャラは最高だし、カナダのスタントマン人形、デューク・カブーン(声はキアヌ・リーヴス!)が反則級の面白さ!

 過去最高の爆笑と並行して、「人生」についての物語をエモーショナルに綴るストーリーテリングには、またしても仰天だ。自分の役割は何か? 立場が変わったとき、その先の道をどう選ぶのか? アンディとのラブストーリーに終止符を打ったウッディの葛藤には、誰もが自分を重ねて考えさせられるだろう。迎える結末には泣かされるが、そこには新たな可能性と希望があふれている。

 では「4」は「3」の結末を超えたのか? というトイには、「イエス」とは答えにくい。シリーズを愛してきた人間からすると「なぜ?」と思わされる部分もあるからだ。だから「これで最後」という言葉は是が非でも撤回してほしい。もっともっとファンが満足する物語と結末を、ピクサーなら生み出してくれると信じている。(若林ゆり)

映画.com(外部リンク)

2019年7月11日 更新

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