雑な凡作
- aix***** さん
- 2020年10月29日 19時46分
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タイトルとコピーから昨今流行りのエンタメ時代劇かと思いきや、漢字を知らない外国人が見様見真似で書いた習字の様な、あるいは豪華な食材をメシマズ嫁がレシピを見ずに調理した様な、そんな余りにも雑な凡作だった。
遠足が始まるまでは、まだ見れた。
登場人物それぞれ遠足で優勝したい。
前フリとして長すぎるけど、まぁそれは判った。
でも、遠足が始まってからが酷い。
特に後半の戦になってからが酷い。
武器が刀メインで舞台が日本ではあるけれど、描き方がまるで西部劇の保安官と無法者の戦い。
と言うか小藩に謀反の疑いがあるなら、幕府が送り込むのは刺客ではなく使者が軍勢だよ。村を襲う山賊とかじゃないんだから。
そんな諸々錯誤な戦が終始平坦な音楽にのせて繰り広げられるから、盛り上がりに欠ける事この上ない。
で、ラストランナーがゴールしたら主催者の挨拶があって終了。刺客騒ぎで優勝者は有耶無耶。それでも、武士になれなくても身請けできなくても満足気味のランナーとその家族や恋人。八百長持ちかけた商人に至っては出てこない有様。
そもそも刺客が銃を乱射して領内に侵入し、藩主の生命を取らんとしているのに何で観客は平然とランナーのゴールを待っているのよ。
…と、遠足のコースは山あり谷ありなのに物語は起伏に乏しく、それでいてツッコミどころは山の如し。
こんな穴だらけの大風呂敷を雑に広げて雑に纏めて良しとした監督らの意図が判らない。
見る価値なし。
できるなら星はゼロにしたい。
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