あらすじ・解説
ニューヨークのブロンクスに住むユリシーズ(ルカ・カイン)は、父親が亡くなったころから美しくなりたいという願望を抱くようになる。ある晩、彼はトランスジェンダーの人々に、土曜日の夜の教会に行かないかと声を掛けられる。そこでは同じ立場の仲間たちと、自由に歌やダンスを楽しみ気軽に語り合うことができた。
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作品レビュー(18件)
- まあくん
3.0点
叔母にセクシャリティを罵倒され、学校でもいじめにあい、誰にも相談できないという孤独感と絶望感。 でも、幸い母親には受け入れてもらえただけでも幸運なこと。身内の誰からも理解されないのは日常茶飯事である現状から見れば、ちょっとキレイごと過ぎるきらいもいなめないかな。
- じぇろにも
3.0点
ネタバレ墓地 軍人の葬式
このレビューにはネタバレが含まれています。 - fg9********
2.0点
…在宅勤務で映画三昧の日々を過ごし、レビューが一杯溜まってしまったので、ザックリと書くことにする。 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。 『ニューヨークのブロンクスに住むユリシーズ(ルカ・カイン)は、父親が亡くなったころから美しくなりたいという願望を抱くようになる。 ある晩、彼はトランスジェンダーの人々に、土曜日の夜の教会に行かないかと声を掛けられる。 そこでは同じ立場の仲間たちと、自由に歌やダンスを楽しみ気軽に語り合うことができた。』 でも、隠し持っていた真っ赤なハイヒールを見付かってしまい、偏見の権化のような叔母にクズ扱いされて、思わず家を飛び出してしまうのだった。 で、飲まず食わずの浮浪者のような生活に陥り、遂に、通りすがりの男に身体を売るという愚行に走ってしまうのだった。 以下のストーリーは書くまでもなく、よくあるLGBTQの人が偏見に苛まれながらも再起していくアルアル物語だ。 しかも、ミュージカル仕立てで構成されているが、歌もそれほど抜きん出たものはなかったな。 1時間20分と短尺なので、短いのはイイのだが、掘り下げ方が上っ面をなぞっただけのように感じてしまったな。 ラストのユリシーズのドレスアップしたショットは、なかなか艶やかで素敵だったので、観て損まではしない程度の2.4点といったところかな。 (メモ 総レビュー数:3672件、2020年度115作品目)
- 一人旅
4.0点
デイモン・カーダシス監督作。 ニューヨークを舞台に、父親を亡くした孤独な青年と土曜教会で出逢った仲間達の交流を描いた人間ドラマ。 デイモン・カーダシスの長編デビュー作となるミュージカルタッチの人間ドラマの佳作で、教会でボランティア活動をしていた時の監督の実体験が物語に反映されています。 父親が亡くなり、母親と弟と暮らしているゲイの黒人青年:ユリシーズが、「土曜の夜の教会」で出逢った同じような境遇のゲイ達との交流を通じて、保守的な叔母や家族によって抑圧されてきた自己(同性愛者というアイデンティティー)を解放していくまでを描いた“黒人LGBT映画”で、近い作風のものだと『ムーンライト』(16)が挙げられます。 「サタデー・チャーチ(=土曜教会)」が主人公の心を支える唯一の居場所として描かれているのが特徴です。土曜教会は、家を追い出されたりして居場所のないLGBTの若者達等のために無料で食事が振る舞われたり、みんなで和気藹々と安心して過ごせる空間を提供することを目的に実施されるボランティア活動です。日本では、居場所のない子どものための「子ども食堂」が社会福祉法人等が行う地域における公益的取組みの代表的事例として近年流行していますが(子ども食堂を取り扱った映画もあります)、アメリカの土曜教会も趣旨としては同様の慈善活動であると言えます。 お話はオーソドックスで比較的淡々とした作風ではありますが、時々挿入されるミュージカルシークエンス(歌だけ聴かせて、ダンスを伴わないパターンが大半)がユニークな味付けとなっていますし、ブロードウェイで活躍する主演の若手俳優:ルカ・カインの繊細な演技に加えて、彼を取り巻く気のいいゲイ仲間達の個性豊かな容姿&キャラクターも魅力的であります。
- stst
4.0点
『同じ立場の仲間』に 出逢うことが どんなに幸せなことか… 多種多様な現代であっても どうしても少数派は 虐げられやすい… 自分を理解してくれる仲間や家族がいれば 強く生きていけるのだと再確認できる作品。
スタッフ・キャスト
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