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ウトヤ島、7月22日 (2018)

UTOYA 22. JULI/UTOYA: JULY 22

監督
エリック・ポッペ
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2.92 / 評価:356件

仰天ニュース等の再現の方がマシ

  • san******** さん
  • 2021年5月28日 3時37分
  • 閲覧数 191
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

かなり期待していた作品。
恥ずかしながらこの映画でこの事件のことを知った。

序盤から襲撃直後までは緊迫感漂う良い演出だったが、中盤以降ひどい物だった。
ワンカット故、全体像が全く見えず。

多くいるウトヤ島生存者を抜粋し主人公にしているのかと思えば、説明によると『架空の人物』だそう。

だとすればもっと脚本を練らなければいけなかったんじゃないか。
架空の人物ならよりドラマチックな内容にできたはず。
何を伝えたかったのか。


もちろん実際に起きた悲惨な事件。
遺族に配慮しながらもこの惨劇を映像化し、僕の様にこの事件を知らない人に伝えることはできただろう。

が、あまりにも酷い出来。
張り詰めていた緊張感も中盤まで、その後は悲鳴と、登場人物の唐突な演技の嵐。

たしかに1917と違いカット数は見た限り4〜5回。凄いとは思うが、いかんせん会話がつまらない。

ノンフィクションならまだしも、架空の人物ならば話は別。

主人公の女性が出会った撃たれた少女。
一度タイミングを図り死んだ演技をしたが、主役の迫真の演技が続行される為、息を吹き返す。
そこからなかなか死ぬ演技に入れず。
長いこと場を伸ばしようやく動かなくなる。咽び泣く主役。
『あなたの名前は?』と。

そこで別の知り合いが入り、死んだ少女は私の知っている子だと悲しみ始める。
主役は何を機に気持ちを切り替えたのか、その子に逃げようと引き離そうとし焦る。
「ここは危険よ!逃げるの!」『この子は知り合いなのよ!』
主役の子はさっきまで知りたがってた少女の名前すら別の子に聞くこともなく焦って逃げる。
さっき撃たれた少女と会話していた時のオレンジ色の得体の知れないモヤの方がよっぽど危険だったと思うが……

終盤の女性が『なぜ助けに来ないの』『ボートよ!』『動かないわ!』『見捨てられたのよ!』と、あの緊迫した状況ならば唯一の希望のそのボートに釘付けになるはずだが、見たのは一瞬。
後はナンパ男の『猫の動画でも見る?』なんてふざけた会話展開。
主人公の女性は演技は上手いと思ったが、周りが酷すぎて…


一体何がしたかったのかわからない作品。


72分間の襲撃との事で、製作側もワンカットでやれると思ったのだろう。
上手い監督がやればインパクト大だっただろうが、これは完全なる失敗例だと思う。


『何が起きてるのかわからない』と言うのは構造上どうしても体験型になってしまうワンカット演出では最大の武器だと思うのだが、この事件に関してはもっと伝えるべき事、犯人、事実、悲惨さ、そして惨劇の全体像を魅せるべきだった。

事実に基づく映画の評価と言うのは難しいと思うし数ある実話映画の内容にあまり不満は感じなかった、もちろん脚色はあるがそれでも事実だから。


本作に関してはこんなガッカリした実話映画は初めてかもしれない。

こう言う事件があったと知った事以外は収穫のない映画です。
知れたと言っても1番知りたかったのは冒頭の説明文のラストの後日談で終わってた。
こんな半端なエンタメの為に事件を利用してる印象があるが、遺族はどんな気持ちなのか。


おすすめしません。
映画作品として駄作です。

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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