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夫たち、妻たち (1992)

HUSBANDS AND WIVES

監督
ウディ・アレン
  • みたいムービー 32
  • みたログ 182

3.62 / 評価:34件

ウディアレン作品としては

  • Oh-my Captain さん
  • 2014年5月9日 1時30分
  • 閲覧数 698
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

異端だと思う。いろんな意味で彼の他作品とはけっこう毛色がちがう。

いつもは構図をばしっと決めて撮っているような印象があるのだけど、本作では、ぐらぐらゆれる動きの多い映像(ステディカム?)がつづく。唐突にズームしたりもする。またジャンプカットなど編集も独特。

そのため、ウディアレン特有のカチッカチッと端正な印象はうすれ、よりドラマに集中しやすくなっているように思う。

謎のインタビュー映像がさしはさまれて登場人物の心情が語られるのも面白い。
これによって夫婦の間のディスコミュニケーションが浮き彫りになっている。
たとえばジュディ・デイヴィス演じる女の「彼はゲイルと浮気しているにちがいない。彼の好みだもの。彼女はわたしみたいで、しかも若いの。」というセリフは、全くのところ彼女の自信過剰からくる決めつけでしかない。
実際にはシドニーポラック演じる彼女の元旦那は、全然ちがうタイプの女性を求めて若い女の子と付き合っていたりする。

あと結末が、ウディアレン作品としてはけっこう甘いようにも思った。
最終的にくっついた二組の夫婦はそれぞれなりに(一時的かもしれないけれど)幸せそうだし、主人公にもいちおう、学生の女の子とのロマンチックな一幕が用意されている。

すべてがうまくいくハリウッドエンディングというのではもちろんないけれど、後味は悪くなくて、ここちよい。

ちょうどミア・ファローとの裁判がはじまりウディアレン自身の実生活がめちゃくちゃになる前後に製作された作品だからなのか、けっこう変わったバランスではあるけれど、すごくよくできた映画なのは間違いない。

もっとこういうスタイルの映画も観たい。また撮ってくれないかな。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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