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名探偵ピカチュウ (2019)

POKEMON DETECTIVE PIKACHU

監督
ロブ・レターマン
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3.88 / 評価:2,918件

解説

『ポケットモンスター』シリーズ初の実写作品となるアクションアドベンチャー。かつてポケモン好きだった青年が、父親を捜すために名探偵ピカチュウとコンビを組む。名探偵ピカチュウの声を『デッドプール』シリーズなどのライアン・レイノルズが担当するほか、ジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートン、渡辺謙らが出演。監督を『ガリバー旅行記』などのロブ・レターマンが務める。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

子供のころポケモンが好きだったティム(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関する事件の捜査から戻らないままだった父親のハリーが、事故で亡くなったと同僚のヨシダ警部(渡辺謙)から知らされる。人間とポケモンが共存する街、ライムシティにある父親の部屋を訪れたティムは、人間の言葉を話す名探偵ピカチュウに遭遇。ピカチュウは、ハリーが生きていると確信していた。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2018 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.(C)2018 Pokemon
(C)2018 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.(C)2018 Pokemon

「名探偵ピカチュウ」生命と絆の大切さ伝える、ポケモン映画の意思を受け継いだ見事な実写化

 日本が生んだキャラクターコンテンツの中でも最も世界で広く愛されているポケモン。そのポケモンの初の実写映画化とあって、筆者としても期待と不安が入り混じっていたが、ハリウッドは見事なまでに我々の知っているポケモンワールドを作り上げた。

 舞台はポケモンと人間が共存して暮らすライムシティ。ここでは人間とポケモンは対等の関係で、大人も子どももポケモンをパートナーにして暮らしている。あの渋い渡辺謙の隣にも当たり前のようにポケモンがいるのである。おじさんになっても堂々とポケモンと戯れることのできる世界、正直すごい羨ましい。

 登場するポケモンたちのデザインが完全に原作準拠なのも嬉しい。あのアニメチックなキャラクターたちがこうも自然に実写に馴染むのはなぜかと考えたが、我々はすでに「ポケモンGO」で、生身の人間とポケモンが共存する世界を体験していることが大きいのだろう。映画の世界は、まさに「ポケモンGO」がある今の我々の世界と地続きのように思えて、鑑賞中、こんな未来になったらいいなとずっと夢想していた。

 物語は、父の死の真相を知ろうとする青年ティムと、元は父のパートナーだったピカチュウがコンビを組み、父の死と街の闇の真相を探るというもの。探偵ものらしくツイストが効いた展開でなかなかにハラハラさせてくれつつ、父と子の葛藤というオーソドックスなテーマに、人間とポケモンの関係性と、最強のポケモン、ミュウツーの誕生理由に絡む人間の愚かさなどが描かれる。子どもにとってめっぽう楽しい作品として作られている一方、大人の鑑賞にも十分に耐えうる見応えある作品となっている。

 ポケモン映画シリーズは、全米でも一世風靡した劇場版一作目「ミュウツーの逆襲」の時から、ずっと生命の大切さや家族や仲間との絆を描き続けてきた。その想いは本作にも受け継がれている。家族みんなで楽しめ、子どもたちに大切な何かを残していく。ファンの期待を裏切らない、これぞポケモン映画といった充実の出来栄えだ。(杉本穂高)

映画.com(外部リンク)

2019年5月2日 更新

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