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ドント・ウォーリー (2018)

DON'T WORRY, HE WON'T GET FAR ON FOOT

監督
ガス・ヴァン・サント
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3.49 / 評価:196件

ロビン・ウィリアムズに捧げる

  • 文芸サロン さん
  • 2019年5月8日 17時11分
  • 閲覧数 1004
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

 本作は元々はロビン・ウィリアムズが企画したものらしい。
 そのことを証拠づけるためだろう。エンディング・クレジットで彼に謝意を告げている。ウィリアムズは残念ながら急逝して出演はかなわなかった。代わりに主演したのはホアキン・フェニックス、というのはかなり想定外だ。野球の投手に例えるならウィリアムズは変化球投手、フェニックスは豪速球投手というところだろう。
 フェニックスの演技は決してウィリアムズの模倣とはならない。しかし彼なりの役作りは説得力があり、好演である。
 本作は実在の漫画家の伝記映画だ。友だちの酒酔い運転の事故で首からしたのほぼ全身が麻痺した主人公が漫画家として人生を再起動する。その過程で彼自身のアルコール依存症の克服が大きく取り上げてある。
 主人公のジョン・キャラハンなる人物がどんな人なのか全く知らない筆者だが、映画のメッセージは受け取ることができた。テーマは監督のガス・ヴァン・サントが一貫して追求してきた社会から疎外された者たちへの眼差しにある。それは主人公だけでなく、むしろ彼が参加する断酒会のメンバーに込められている。
 会話が多くてやや退屈なシーンはあるが、テーマはしっかりと伝わる。時系列を分解したのは安易なアメリカン・ドリームの映画にしたくなかったのだろう。そんなところもヴァン・サント作品らしい。
 主人公の四肢麻痺の画家だけでなく、彼が通う断酒会メンバーへのまなざしが作品全体の雰囲気なのだ。

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