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アベンジャーズ/エンドゲーム (2019)

AVENGERS: ENDGAME

監督
アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
  • みたいムービー 1,261
  • みたログ 1.1万

3.83 / 評価:9697件

最後の戦いがいろいろ雑

  • i_seraphim さん
  • 2020年3月22日 8時38分
  • 閲覧数 1448
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

マーベル世界のすべてを大きく一つの連続ドラマとして捉えて、その一区切りのための言わば最終回的な位置づけで作られたのが前作と今作
なのでマーベルの全作品見てる人だけが楽しめればいいんです!と割り切った内容なのはいいと思うんですよ
そこはOK
Okなんだけど、それにしても最後の戦いの戦術ほかあれやこれやいろいろ雑すぎませんかね
全体に雑で散漫な脚本で、これでシリーズ完結とか俺的にはありえないクオリティ

まず戦術
肝心な決戦のシーンなのでここが信じられないぐらい雑だったのががっかりポイント
最後の大決戦の時点で6個の石すべてがアヴェンジャーズ側にあるわけで、石持ってないサノスなんかクソ雑魚じゃないですか
アヴェンジャーズ側の6人がそれぞれ一個ずつ石を装備して戦えばすべての石をいっぺんに全部奪われるリスクもないし誰が相手だろうがどんな大群が来ようが圧勝のはず
なんで使わないで戦ってるのか謎
サノスをサクッと片付けてからグローブにして使えばいい
そうできない理由を何がなんでもストーリ上作っておかないと大決戦のシーン全体に説得力も何もなくなっちゃう
それでなくてもこれと言った戦陣も組まずに大群同士がただぶつかり合うだけの画というのは見ていてIQが下がりそうな感じがするので嫌いなんだよね
あれで一気に冷めてしまった

強力なアイテムなり能力なりがモチーフの戦いを描くならその性能を限界まで出し切ったギリギリのせめぎあいが見たいのに、そういう知的好奇心を満足させる要素がゼロの内容で心底ガッカリ

石集めのくだりも取りに行ったそれぞれの登場人物の背景に深く関わっていてそれなりに作り込まれていたんだけど、それも一つの物語を構成するパーツとして機能していなくてバラバラだったし、アイアンマンの自己犠牲のシーンにしても取って付けたような浮き方で、もう少し必然性を感じられる形にできなかったのかと首をひねってしまったよ
いろいろ前後の繋がりから解釈してあのトニーがこんなに変わった!とか言ってる人もいるけど、そこは察してくれじゃなくて誰が見ても伝わってくるように表現しないとダメなところのはず
脚本的に盛り上げ方がぜんぜん伝わってこない

各登場人物のエピソードを組み込むことに腐心して全体の絵が雑になってしまったという印象

そもそも登場人物がぜんぶ超人のヒーロー物なんて面白くなりそうな気がぜんぜんしないんだよね
個人的にはヒーローの持つ優越性とその優越性に人格を歪められてしまうこととの葛藤がないヒーロー物って存在理由がないと思っていて、一般の助けられる側の人々の視点が希薄な作品になればなるほど俺の中ではつまらなく感じてしまう
悪役は自己の持つ優越性に人格を歪められていつの間にか普通の人たちを見下したり軽く扱うようになった、言わばヒーローの影のような存在で、そういう相手と戦うからこそ見ていて応援したくなるし、それを浮き彫りにするためのヒーローと普通の人たちとの関係性がドラマとしてしっかり描けていないと何もかもグダグダになってしまう

この映画にも能力を持ってない人たちは出てくるんだけど、みんなヒーローの身内だからね
身内との間には優越性云々の問題はそもそも発生しないので上記モデルが該当し得ない
それぞれが主役のヒーロー物だとちゃんと出来てるから楽しめるんだけど、アヴェンジャーズになると途端に物語が大雑把で雑になっちゃう

以前からアヴェンジャーズはヒーローチームvs一般人チームみたいな構図になっちゃう傾向があって、そこが入り込めないポイントだったんだけど、ここでは思い切って一般人を切り捨てて物語を作ってしまっていて、ならば超人軍団による一種のスポーツカテゴリー作品として楽しめたかというと戦術も戦略もグダグダ
もうね

脚本をどうにかしないとマジでやばいぞ、ハリウッド映画

詳細評価

物語
配役
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音楽

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