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アラジン (2019)

ALADDIN

監督
ガイ・リッチー
  • みたいムービー 1,750
  • みたログ 9,678

4.28 / 評価:7563件

映画ならではの凄技ミュージカル

  • 月光雀 さん
  • 2019年6月8日 9時57分
  • 閲覧数 7844
  • 役立ち度 136
    • 総合評価
    • ★★★★★

吹替版レイトショーにて鑑賞。
  有名な作品ではありますが、アニメは1度も観ていません。
  主人公アラジンや魔法のランプの精霊ジーニーに、ほとんど興味が
  無かったのが主な理由です。
  なので、今作の期待値も当然低め。
  ミュージカル作品は歌や踊りに尺を取られて、物語の内容が薄まる
  危険性もあるし、話題作で無ければレンタルDVDが出るまで待っ
  ていたかもしれません。

  ですが・・!

  いざ観始めてみると、これがまた本当に素晴らしい作品でした。
  流石はディズニーと思わせる、サービス精神とクオリティの高さに
  はただただ脱帽。
  全くの初見で展開の先が読めないのも手伝い、心の底から観て良か
  ったと思える、超有意義な時間を過ごさせて貰いました。
  満足し過ぎて余韻に浸りまくりです。

  では早速、良かったと思えた部分を具体的に挙げていきます。

1 ジーニーのキャラ立ちが尋常じゃない

  序盤まで、さりとて珍しくもない冒険譚という印象だった本作を、
  見事に個性溢れる傑作へと昇華させた唯一無二の存在が、言わずも
  がな「ランプの魔人ジーニー」です。
  その動きの「多彩さ」にまず目を惹かれ、センス溢れる台詞の数々
  に何とも言えない強烈なインパクトを感じる。
  しかも、あの笑顔でただ「場を明るくしたり盛り上げたりするだけ」
  では無く、言ってることがほぼ全部「正論」だったり、時には冷静
  で的確なツッコミ役に徹したりと、長い長い年月を過ごしてきたと
  いう設定に、強い説得力を持たせる「キャラとしての深み」まで持
  ち合わせています。
  とにかく見ているだけで面白くて仕方ない。

  勿論それは、演じているウイル・スミス氏の力量による所が大きい
  のでしょうが、今作の場合は声を演じている山寺宏一氏の貢献度も
  無視は出来ません。
  やはり、英語がさっぱりである日本人の私としては、あの短時間で
  サービス精神たっぷりに語られる膨大な台詞の数々を、字幕で完全
  に堪能するのは恐らく不可能に近い。それではこの作品の持ち味や
  良さが、間違いなく半減してしまいます。
  その点で芸達者で有名な山寺氏の細かい台詞の応酬は、大袈裟では
  なくジーニーというキャラの魅力を120%引き出していると感じ
  ました。
  さらに肝心の歌も抜群で文句なし。
  本物のプロフェッショナルとは正に彼の事をいうのでしょう。
  「演技」と「声」のプロによる合わせ技。
  真剣に素晴らしかった。
  これからご覧になる方には、吹き替え版を強くお奨めします。

2 ミュージカルの質が人知を超えている

  広いセットやCGを使った見応え抜群の逃走劇。
  1秒単位で、その凄まじいばかりの技術力を惜しげもなく投入して
  いるジーニーの自己紹介。
  絢爛豪華にもほどがある王様アラジンのパレード。
  息を飲む程に美しい魔法の絨毯による飛翔シーン。

  その全てにおいて、胸の奥が常に熱く火照るような、無意識の内に
  体が小刻みに震えるような強い感銘を受ける程に、ミュージカルの
  クオリティが凄まじい域へ達していました。
  
  これはもう本当に映画ならではの表現方法であり、舞台で見る生の
  ミュージカルとはまた違った魅力に溢れています。
  でかいスクリーンで見たからこそ味わえる感動といいましょうか・・
  とにかく一見の価値有りです。

3 物語の展開も俊逸
 
  脚本に関しては、メインキャラ達の見せ場をきっちり用意しつつ、
  無駄を極力削ぎ落とした良質そのものの出来栄えだと感じました。
  王道ながら手抜き一切無しの展開に、丁寧な心理描写。
  そして何より大臣であるジャファーが、一つもブレること無く悪役
  に徹していたのが、物語として高い質を維持させていました。 
  彼が一切、自分で歌ったり踊ったり「しない」という徹底ぶり。
  確かに下手すると「茶番感」が出てしまいますので、そういう所も
  計算され尽くしているのでしょう。
  
  クライマックスは、先が読めて仕方なかったのですが、伏線回収の
  真髄を絡めての展開だった為、胸を打たれずにいられませんでした。
  ああいうのは個人的に大好きです。

4 歌が心に沁みる

  主題歌の「ホール・ニュー・ワールド」は、やはり問答無用の名曲
  だと思います。吹替版では日本語訳で歌われますが、美しい映像と
  完全にリンクしていて、思わず目頭が熱くなりました。
  エンドロールで英語版がきっちり流れたのも大変嬉しかった。
  ありがとうディズニー。

5 総評として

  月並みではありますが、最高の作品でした。
  余韻で今、幸せな心持ちです。

  強くお奨めします。

詳細評価

物語
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音楽

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