2019年4月6日公開

12か月の未来図

LES GRANDS ESPRITS

1072019年4月6日公開
12か月の未来図
3.9

/ 130

22%
54%
20%
4%
0%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

フランスの名門校アンリ4世高校の教師フランソワは、急にパリ郊外の教育困難中学への異動が決まる。彼はこれまで移民など多種多様なバックグラウンドを持つ生徒と接したことがなく、受け持つ生徒たちの名前を読み上げることすらおぼつかなかった。それでもフランソワは、ベテラン教師としての意地を見せる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

スマートフォンご利用の方はアプリから視聴できます。

予告編・動画

作品レビュー(14件)

コミカル18.2%知的18.2%笑える12.1%切ない12.1%勇敢9.1%

  • つとみ

    4.0

    こどもたちへの精一杯のギフト

    知る喜びについて、我々は鈍感である。なぜか。知ることにまつわる様々な思い出が、苦痛を伴うからだ。 では、知ることにまつわる思い出が、楽しさや懐かしさ、達成感に満ちていたら? 「12ヶ月の未来図」は、まさにそんなifの世界を見せてくれた映画だったと思う。 実のところ、「我々は」と書いたものの、私自身は知る喜び大好物派なので、こういう感じたことを元に考える系映画は大好きである。 本編自体は教育格差がテーマで、フランスの超エリート高校で教鞭をとるベテラン国語(フランスなのでフランス語)教師が、郊外の問題児たち相手に指導することになって…というもの。 主人公・フランソワは基本的に真面目で、現在の教育について問題点を指摘。曰く、若い教師が問題児の集まる郊外を担当するより、ベテラン教師が郊外の教育を担うことで学力の底上げを図れる、というもの。 それに自分が当てはまってること、そもそも自分だってエリート高で指導したいことはまるっと棚上げである。美人の前でカッコイイこと言いたいのは男のサガなのか。 なんだかんだと祭り上げられ、引っ込みもつかなくなり、半ば意地とヤケクソで1年限定の指導をすることになる。 そこで出会う生徒たちの問題児ぶりに手を焼きつつも、彼らの置かれた現状や、勉強の楽しさを教えるための工夫が徐々に生徒たちとの心の触れ合いに繋がっていくハートフルな社会派映画である。 フランス、という国は社会問題を映画にするのが大好きな国だが、今作ももれなくそれ系の映画。何がそんなにフランス人を掻き立てるのか?常日頃から疑問に思っていたのだが、最近は特に「こども」関連の映画が多いな、ということに気がついた。 多分こういうことだろう。 移民だらけのアメリカや、原住民と移民出身者が半々くらいの南米なんかは、前世紀の移民先端国家で、その分断の歴史は今も社会問題の根幹にある。 20世紀後半から移民国家となったフランスだからこそ、植民地政策全盛期に移民が増えた国じゃないからこそ、フランスは移民問題の最先端を走っている。 人権、というものが認識されだしてからの、人間の理性と知性が重んじられる時代の、ルーツの違う者たちの国家運営の在り方を、失敗の歴史から学んだ結果を見せるような、そんな難題に挑んでいるわけだ。 移民と国民をわけて考えて、今まではやってきたのだろう。だがもう限界なのである。 「家は用意するから後は勝手にやって」というスタイルは国民の二極化を生み、就労も教育も、何なら安全すらも格差は広がるばかり。 フランスという国を支え、さらなる発展を考えたとき、それを将来担っていくのはこども達。 なのに、国のこどもの半分が貧困に陥っていたら?教育も満足に受けられなかったら?犯罪に手を染めなければ生きていけなかったら? もはや先進国どころか文明社会ですらない。 こども達が自分で自分の生き方を選ぶ。自分のやりたいこと、好きなことを見つける。それには先人の知恵を借りるのが一番手っ取り早い。 そして知恵を借りるためには知恵にアクセスする必要がある。 アクセスするには知恵の存在を知る必要があり、知恵を理解するスキルがいる。そしてそれらを支えるのは、結局のところ教育なのである。 で、冒頭の知る喜びを得る難しさにつながるのだ。楽しくなければ続けられず、一度苦しくなったら知ることからどんどん遠ざかってしまうから。 知るって本当は楽しいことなのだ。理解するって快感なのだ。知ること、理解することそのものが楽しければ、例え食い扶持を稼ぐための知識でも、根源的な喜びがその努力をサポートしてくれる。 知ることの喜び、理解したときの視界がガラリと変わるような感動が、いつか考えることの楽しさへと変わっていったとき、あらゆる困難な問題は解決出来る問題に変化する。 そう信じて知恵のバトンをこども達へと渡したい。 それがこの映画の、この映画のような作品たちの、この映画の舞台であるフランスの作り手達が導き出した、決意と姿勢なのだなと。 そんなことを考えた。

  • arl********

    3.0

    いい話です

    いい話でした。でもなんか既視感があるんだよな。ありがちな映画というか。 フランスは郊外に行くとアフリカ系の生徒の方が多数派なんですね。差別とか起こりにくいように思うんですが、貧富の差というのが障壁なんでしょうね。 黒人の悪ガキは簡単に退学になっちゃってあとはまともな人生を送れない、そしてその子も同様にはぐれ者になっちゃう悪循環。悲しいですね。 フーコーって普通にある名前なんでしょうか? 哲学者/文学者ミシェル・フーコーの親戚という設定なのかな。主人公フランソワの父親ピーターは著作家だったようだし。

  • じぇろにも

    4.0

    ネタバレラテン語で授業中

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • MOON

    4.0

    何だろう

    フランス映画って人間味があるんだよね。 どこかで必ず男と女が絡んでくる。 フランスの教育問題に詳しくない私には?な部分もあったけど、素敵な映画だった。

  • has********

    5.0

    ネタバレ教育イマイチ映画はピカイチのフランス

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
12か月の未来図

原題
LES GRANDS ESPRITS

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日

ジャンル