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ある少年の告白 (2018)

BOY ERASED

監督
ジョエル・エドガートン
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3.50 / 評価:265件

決して遠い昔の話ではない

  • mai***** さん
  • 2019年7月7日 19時12分
  • 閲覧数 250
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

これがつい先日の話であり
今も続いているかもしれない話であることに驚く。
原作は2016年の回想録。

同性を好きになる気持ちを『病気』と捉え
それを『矯正』できると考える考え方が
今の世に存在することの恐ろしさを教えられ
それがキリスト教に敬虔であるがゆえに生まれる歪んだ思考でもあると感じさせてくれます。

男と女がいて、それが愛し合うのが自然であり当然であるという考え方が
宗教によって支配力を持つが故の悲劇。
一方で『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』のような場所もある。
不思議な国アメリカ。

常識にとらわれず、愛情もその向かう先が様々であることを理解して欲しい。

作品の場合は父親が牧師であることも影響があるのでしょう。
人の道を説く牧師の息子に同性愛者が出ることは
個人の体面を傷付けられることなのでしょう。
そう考えると矯正施設とは人のエゴの塊なのかもしれません。

最後の最後、母親から始まりその父親も
それがいけない事だったことを理解してはくれたように思えた。
ニコール・キッドマン&ラッセル・クロウの両者がその心情変化をたっぷり見せつけてくれたので、主人公である息子も多少は救われたかもしれませんが
それでも深く傷ついたのは間違いないし、父と息子との本当の意味での和解はなされないままなので、これがどれだけ根深い問題なのかを感じることができました。

多様性を認め、共生できる世の中を作り上げる。
これがひいては世界平和につながる。
そのことを肝に銘じていれば歩く道はおのずと決まると思うのですが…

このような作品に出会い、学ぶことができる。
映画の魅力を感じた作品です。


2019年6月2日シネマテークたかさきで鑑賞。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不気味
  • 恐怖
  • 知的
  • 切ない
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