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上映中

劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!! (2021)

監督
河森正治
  • みたいムービー 99
  • みたログ 479

4.34 / 評価:418件

フレイアとそれぞれの生き方

  • yms******** さん
  • 2021年10月26日 18時57分
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

他の方のレビューでも、今作はフレイアの物語だと書かれていましたが、極論すればΔそのものがフレイアを描くために組み立てられているような気もします。
フレイアは私の中では近年のアニメキャラで1番好きなキャラクターなんですが、キャラとしての魅力や完成度が非常に高いと思います。
反面、キャラが強すぎる・立ちすぎるので、Δのストーリー展開や人物配置が微妙に
バランスを欠いてるように思えるのも、フレイアが強すぎてバランスの取りようがなかったのかな、と。
とにもかくにも、フレイアの生き方・生き様を描くという点で、素晴らしい作品でした。
フレイアが主軸になってますが、この映画としては「自分の生き方」ということと「生きることを通して次に繋がるもの」をテーマに、登場人物それぞれが動いていました。
ミラージュは恋に敗れてパイロットとしても限界を悟りましたが、リーダーとしての生き方を見つけ、
アラドは負傷で飛べなくなりましたが、指揮官としての生き方を見つけました。
マックスは特に顕著で、生身の戦闘で機敏に動けず、心臓も患っているようで、明らかに老いていましたが、パイロットとしては未だ全く衰えを見せず、艦長をアラドに託して前線へ飛び立つことを選びます(艦長なのに自ら操艦してた辺り、本当にそれ以外に生きられない人なんでしょう)。
そしてフレイアは、ワルキューレとしての生き方を全うしました。
ハヤテとの愛を捨てたわけではなく、2人がそれぞれの生き方を貫くことが2人にとっての愛の形だったのでしょう。
赤ん坊のルンを見つけて幸せそうに笑い、ハヤテとありがとうを言い合う姿は、正に我が子の誕生を喜ぶ夫婦の姿でしたし、
最期の真っ白な姿はウェディングドレスのようで、あれは確かに2人の結婚式でした。
そしてエンドロール後、ハヤテと女の子の姿は紛れもなく父と娘です。
フレイアとハヤテが生き方を貫いた結果、ウィンダミアは守られて、焼け残ったリンゴの木は花を咲かせて、授かった命がそこに育っています。風に召されて尚、フレイアはハヤテと娘と共に、確かにそこに「生きて」います。
テーマとしてはある種ありふれているものですが、短命なウィンダミア人のフレイアを通して、我々地球人の等身大の時間感覚の中で表現されていたと思います。
Δ完結編として、これ以上ないものでした。
フレイアは大好きなキャラだったので、ショックと喪失感が未だ醒めませんが…

詳細評価

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