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バースデー・ワンダーランド (2019)

監督
原恵一
  • みたいムービー 133
  • みたログ 516

2.81 / 評価:439件

制作者の作りたいがニーズに合っていない

  • t_n***** さん
  • 2019年7月22日 0時24分
  • 閲覧数 361
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

悪くない。悪くないが、たぶんニーズと合っていない。
 子供たちが観るGW休みに公開。物語冒頭の友達づきあいの大変さの描写など、主人公の人間的成長がテーマのようにも見えるし、物語の中盤の文明批判的なものをテーマとして取り上げられそうなつくりでもある。きっと原作はそれらを十分に意識して書かれているはずだ。
 しかし映画の監督、制作陣が本当に描きたかったのは、絵巻物を紐解くように、未知の世界と変化していくその有様を十分に映像として描きつくすことだったのだろう。
 だから砂嵐や水辺の国の金魚たちの描写は力が入っているし、王子の葛藤や主人公の心理描写は逆にあっさりだ。クライマックスの「水切り」の場面なども、力の入った描写が続くが、王子や主人公たちの成長というより、不思議な風俗・儀式としての描写が大きい。
 
 制作者が描きたいものと発注者が求めているものにかい離がある。だからPVや宣伝を見てから行くと「思ったのと違う」となる。作家性がある、客に媚びていないといえば聞こえは良いが・・・。
 また、主人公の世界と冒険世界の2つの世界で時の進み方が異なるという話について、主人公の母親の関連をほのめかす設定のようなのだが、どこかとってつけた違和感がある。では、途中の文明批判は何だったのか?冒険世界の人間が欲がなかったのではなく、単に悠長なだけなのではないか?2つの世界をよく似た世界として語る雪の国の老人の話が釈然としなくなった。

詳細評価

物語
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