★1でも良いけれど、4を付けちゃう
- tokyo_sy*** さん
- 2020年7月12日 17時55分
- 閲覧数 937
- 役立ち度 4
- 総合評価
レビュー1741作品目。WOWOWプライムにて吹替え視聴。
最近、「日本語で話す映画」は、「アイドル吹替えアニメ」が続いており★1を連打していたけれども。プロの声優による吹替え洋画なら問題無し。
アニメ・特撮・ゲーム・SF・ゾンビ・ゴジラ好きの還暦主婦です。
さて本作品、主演はキアヌリーブス。
妻子を交通事故で失い、自分の仕事とゆか研究している
コピー人間?電脳サイボーグ?攻殻機動隊?みたいな感じで蘇生させる。
ここで想定されるのは
・ラストは、パパ(キアヌ)も一緒にロボットになり、家族と旅立つ
・妻子に感情が無くなり殺人ロボットとなり、主人公は泣く泣く妻子を壊す
・「アタシはヒトじゃない」と、妻子だけ旅立つ
・・・・等々、どれかになるかと思ったら。全然違う。
以下完全ネタバレ。今から本作品を見られる方は見ないで下さいませ
まず、最初に「実験体」としての成功例でもある第一号はウルトラロボットの体だが、意識と言うか記憶と言うか、攻殻機動隊で言う所の「ゴースト」だけは持っている。
それを元に主人公は妻子を「作る」が、体はまるで人間。
感情もあるし、自分がロボットだと解らない位。記憶もインストールされているし。
ここで「装置が足りなくて、蘇生(コピー)出来なかった一人の娘」の分だけは、妻に記憶をインストールする時に「わざと一人の娘だけ除く」事により、娘が一人いない事により悲しまなくて済む妻。(後でバレるが)
こんな所は、上手く脚本が出来ている。
また、ラスボスである所の「会社の会長」は完全に悪人なので「普通の映画なら死んで終わり」だが、ラストで蘇生させる代わりに僕達家族を追わないでね・・と契約し、生き返らせる。
こんな所も、一味違う。
また、ロボット第一号の被害者君は「こんな体じゃあ一般社会に出られない」ので、割り切って
「病弱な老人に、第二の(ロボット)人生を」な会社を設立し、
ラスボスと二人して大富豪の道を進む。
いやあ、完全に想定外。
突っ込み所も多い。
一番酷いのが、「妻子は、何がなんでも蘇生」「ラスボスすら蘇生」させるのに、妻子を救う為に振り回し、手助けしてもらった同僚の死は放置のまま。
まあ、頭を撃ち抜かれて即死なので「ロボット蘇生は無理でした」な設定なのかなあ・・そこは詳しく描写されていなかったのが残念。
でも、王道陳腐なサイボーグ・ロボット・記憶インストールで人格形成な設定で、散々映画やドラマやアニメでも使われていたけれども。
何やら小ネタやラストのオチがヒネッていて、悪く無い。
甘目ですが★4
詳細評価
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