かい
4.0点
よもや平成の終わりにこのシリーズを劇場で観ることができるとは思わなかった。冒頭に門弟とダッシュをかますチウ・マンチェクの肉体に年齢を感じて一瞬不安がよぎるが、往年と変わらない立ち振る舞いや功夫は流石(傘をクルクルやる一連の挙動は感涙もの)であり、らしさを残しつつもちゃんと現代的なアクションになっていて結構驚いた。監督もどうやら本シリーズの魅力をよく理解したうえで手堅く作っており、ガールフレンドが帰国してくるくだり何回やるの?とか、出っ歯のソーはどこいったとか、鬼脚のキモかっこよさが足りないとか色々と気になるところはあるが、ファンならテンションは最高潮、普通に観ても楽しめるはず。一つだけ難を言えば、例のテーマや外連味のある笛の劇伴がないのがなんとも寂しい。
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