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上映中

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~ (2019)

監督
瑠東東一郎
  • みたいムービー 1,469
  • みたログ 8,510

2.68 / 評価:7,425件

無くても良かった

  • saw***** さん
  • 2019年11月13日 10時46分
  • 閲覧数 1435
  • 役立ち度 57
    • 総合評価
    • ★★★★★

生まれて初めて前売り券を購入して、すごく楽しみにしていました。
結果「あの連ドラの続きがこれ?!」って感じでした。自分の見方が悪かったのかもと、もう一度見たけど結果は変わらず。合計二回の視聴です。

特に全体的に「夢」に逃げていることに、どうにも違和感がありました。
夢を持つことは大切だし、良い事だと思います。でもそれと同じくらい大切なパートナーと日常を歩んでいく事も大切だと思うし、長期的に見たらこちらの方が難しいのではないでしょうか。
夢があれば、なんでもOK?
というか、連ドラでそんなワードありましたか?
牧の性格すら変わって見えたのは、私だけですか?

一年もの長い間、自分の気持ちを押し殺して、相手の幸せの為に身を引いたあの牧が?風邪ひいても春田さんのためにと、頑張って夕食作る子ですよ。そんな牧が、夢の為に春田を蔑にする?
「春田さんのパートナーとして相応しい男であるために仕事を頑張り過ぎた末のすれ違い」の方が、まだ説得力あったと思うのですが。取って付けたような「夢」に違和感がありまくりなんですけど。劇場版の個別のポスターの違和感も、これが正体でしたね。

二人の穏やかな日常の象徴であったあの家を離れることになるのなら、新しい家で牧に頼り切っていた生活を一から見直すとか、本社勤務と営業所勤務のすれ違いを如何に乗り越えるとか、本社に戻った牧が誰かに言い寄られて春田が不安になるとか。それを武蔵が「俺が惚れた春田はそんな男じゃないぞ」と発破をかけるとか。もっとやりようがあったと思うのですが。

映画だから爆破?
アジアを股に掛けたプロジェクト?
あんな地上げ屋みたいな事をした不動産屋を、地域の人が今後信用してくれると思いますか?
映画だから派手にすれば良いって思ってないですか?

牧の心の動きが一切伝わってこないので、まるで冷徹人間になったように感じたし、実家に帰った牧に対しての春田の不安な気持ちも伝わってこない。不満は伝わってきましたけど。
花火のシーンも違和感ありまくりでした。なぜそこにジャスティスが?春田狙いだったら分かりますが、違ったんですよね?
監禁爆破のシーンも、牧はどこで春田の居場所を探知したのでしょうか?途中の感情の揺れ動きが分からないので、感動的であるはずの炎の中のシーンが、活きてません。あれに涙出来たのは、連ドラからの流れを知っている人だけです。春田と牧を生きてくれた二人の力量あっての事です。

もちろん映画です。フィクションです。
でも設定と脚本がゆるゆるで、完全に消化不良。不完全燃焼を起こしてます。このキャストじゃなかったら、箸にも棒にも掛かってませんよ。隙間は各自脳内で妄想してくださいねって、あまりにお粗末だと思うのですが。

それにちずの扱いが酷すぎ。牧の元ライバルですよね?イケメン執事と別れてたのは仕方ないとしても、わんだほうから一歩も出てませんでしたけど。

結局、LGBTQの生き辛さや戸籍の問題・親への報告の問題・果ては子供の問題など。二人ながらの視点で力を合わせて明るく乗り越えていくような、そんな繊細な物語を紡げる制作陣では無かったという事ですね。
最近始まったS2を見て、映画で感じた違和感の正体が分かりました。
映画とS2はやらずに惜しまれたままで終わった方が、伝説レベルになったと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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