芸術的美しさに感動
- UrbanDockGoer さん
- 2019年8月8日 4時58分
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京都アニメーションの惨劇以来、回数の少ない上映に観客が殺到。
ファンの応援の意味と次作がいつになるか分からないという懸念、の両方の意味だろう。 無理もない。
結果としてフリーパスの観賞チャンスは無いに等しく、ほとんど諦めていたが、都内は無理でも時々行っている埼玉の映画館なら観られそうだったので、有効期間が切れるギリギリのタイミングでやっと鑑賞。
【物語】
七瀬遙、橘真琴、葉月渚、松岡凛は子供の頃のスイミングスクール仲間。彼らが中学、高校、大学で水泳を通してさらに色々な人に出会い、悩みながらも成長していく様を描く。
【感想】
既に3回にわたってTVアニメとして放送されたシリーズということで、予備知識の無いオジサンが観た場合、登場人物が多すぎて覚えきれませんでした(笑)
まあ、そこは本当のファンにはお馴染みの人達なんだろうと想像して、物語詳細を追うのは早々にやめることにしました(笑)
では、何を楽しみに観ていたかというと、絵。
この1か月の間(フリーパス期間)に、普段なら観ないものや、ハリウッドものも含めて9作のアニメ作品(CGアニメーションを含む)を観た。
その上で思ったのは、
「この作品は美しい!」
ということ。
上述9作の中で一番好きなのは“天気の子”で、新海作品の緻密な絵(特に背景画)が俺はとても好きなのだ。 でも、本作は緻密さとは違う美しさがある。
1つは色使いにこだわりを感じ、何シーンかはその色合いがハッとするほど美しかった。
また、水中のシーンとかに独特の構図や動きを取り入れたシーンも別の意味で美しかった。
芸術性と言えば良いのだろうか。
ストーリーを追いきれなくとも、この美しい「絵」を観られただけで大満足。
観られて良かった。
エンドロールのスタッフの方々の名前を見るにつけ、この中で亡くなられた方、怪我されて入院中の方が何人もいるのだなと思わざるを得なかった。
かけがえのない多くの方々を失ってしまったのだと思うけれど、残られた方々で1日も早く再興されて、このような美しい作品を再び制作されることを一映画ファンとして願う。
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