2019年6月28日公開

COLD WAR あの歌、2つの心

ZIMNA WOJNA/COLD WAR

882019年6月28日公開
COLD WAR あの歌、2つの心
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(43件)


  • じぇろにも

    4.0

    ネタバレモノクロ シネサイズ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nor********

    5.0

    モノクロの美しさ、極まれり。

    映画って芸術なんだった、と思えた久しぶりの作品だった。 モノクロの静謐な画面にポーランドの風景がこれ以上ない構図で映し出される。 カットも台詞も必要十分の最小限。 とにかく美しかった、そこに映った現実が美しいものでなくても。 音楽も素敵でした。 この監督さんの映画はこれからもずっと追いかけたい。 でも、ちょっと言わせてほしい。 これは完全に映画そのものへの感想とは別になるけど、 お話として、 信念も才能も才覚もある、立派な男の人が、 愛のため、とはいえ、あんなにめったんめったんになっていいものなのか? いや、相手女優のヨアンナ・クーリクさんには崇拝しかないし、本当に魅力的なファムファタールそのもの、だったけど、 それとこれとは別だあ。 ううむ、そんなわたしはきっとハンフリー・ボガード氏の観過ぎなんでしょう。

  • tsu********

    3.0

    パリの町並みは白黒の絵になる

    アマゾンプライム100円レンタル鑑賞。 白黒の映像の印影と哀愁の深みを楽しむ映画です。 演出と演技はそれほど深まらなかった。 ハリウッド映画の教条主義に飽き飽きしている方に、おすすめの大人の映画です。 ポーランド語を聴くだけでも、見ても損はない★★★

  • つとみ

    4.0

    ネタバレズーラが求めた社会派とロマンスのバランス

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • アニカ・ナットクラッカー

    4.0

    冷戦下、共産圏の音楽芸術について

    今回取り上げるのは、昨年6月に公開された2018年の白黒映画『COLD WARあの歌、2つの心』。ポーランド映画の作品レビューを書き込むのは「カティンの森」「残像」「イレブン・ミニッツ」に続いて4作目だ。ポーランド映画といえば僕にとってはアンジェイ・ワイダ監督のイメージが強いが、本作のように若い才能も羽ばたいているようで羨ましい。 19年のキネマ旬報ベストテンでは外国映画の7位に選ばれている。タイトルの『COLD WAR』は1989年に終わった冷戦を指すが、言葉の意味を知らない若い人も多いのだろう。冷戦終結後の世界が良くなったかというと、現在の国際社会はさらに複雑な対立構造があり、世界大戦こそ起きないが紛争が絶えることがない。状況は当時よりも混迷を増した感がある。 世界が東西陣営に分かれて対立していた時代は、緊張をはらみながら一定の秩序を保っていた。現在の目から当時を回想して、そのような感慨を持つ人は少なくないだろう。本作が国際的に高い評価を受けたのは、現在の効率重視の世知辛いグローバル化に疲れを感じ、冷戦時代にある種のノスタルジーを感じる層が一定数いることを示している。 2018年のカンヌ国際映画祭ではパヴェウ・パブリコフスキが監督賞を受賞し、パルムドールにノミネートされた(受賞したのは「万引き家族」)。2019年のアカデミー賞では外国語映画賞(受賞したのは「ROMA/ローマ」)・監督賞・撮影賞の3部門にノミネートされている。白黒の映像がとても美しいので、撮影賞のノミネートには納得である。 エンドロールを除く本編部分が1時間20分くらいのコンパクトな映画だが、時代背景は1949年から1965年までの約15年という長きに渡り、舞台となる場所はポーランド、ベルリン、パリ、ユーゴスラビア(海が見えるので、現在のクロアチアに当たるのか)の4か所である。この中では主役カップルの出身地であるポーランドと、亡命後の拠点となるパリの場面が多い。 ポーランドの民族音楽と舞踊がふんだんに登場し、白黒映画ながら視覚・聴覚に贅沢な刺激を受ける映画である。映画の顔となるのが「2つの心、4つの瞳」と題されたテーマ曲で、最初は民族衣装を着た女性の合唱隊が朗々と歌い上げ、中盤では主人公のズーラ(ヨアンナ・クーリク)がジャズのアレンジで気だるく歌う。この歌い分けが本作のテーマを象徴しているようだ。 この歌は区切の部分に「オヨヨ~」という合いの手(?)が入り、失礼ながら80年代に放映されたギャグアニメ「オヨネコぶーにゃん」の主役ネコ・オヨヨを思い出しておかしくなった。さらにエンディングの「♪何かくれ、腹減った、優しい声よりイモがいい・・・」という歌詞まで思い出し、僕の中で冷戦下の恋愛映画と日本のギャグアニメが混同して困ってしまった。 なぜこんな歌詞を思い出したかというと、ポーランド映画「残像」で体制に逆らったために徹底した弾圧を受け、しまいに野垂れ死にに等しい死を迎える画家の心境が、あんがいこの歌詞に近かったのではないかと思えるからだ。本作でも体制の意向に逆らえず、歌でソ連のスターリンを讃える場面が登場するが、意外にクオリティが高くて驚いた。 冷戦を象徴する事物といえば、1989年に崩壊したベルリンの壁であろう。本作では合唱団がポーランドを出国し、東ベルリンで公演を行う場面がある。音楽家ビクトル(トマシュ・コット)は、ズーラから自分が当局から監視されていると聞いて亡命を決意し、東ベルリンで難なく亡命に成功するが、50年代の初頭にはベルリンの壁はなかったのだ。 ビクトルはパリを拠点にして音楽活動を続け、ピアニストとしてかなりの成功を収めるが、時代が進むごとに自分はポーランド人であるという意識を強く持ち、望郷の念が強くなっていく。ジャズに合わせて弾いていたピアノが全く別ジャンルの曲を奏でて、伴奏者が演奏を止めてしまう場面が象徴的だ。このあたりの心情は、当人でなければ分からない要素もあるに違いない。 イタリア人と結婚したズーラは合法的に西側世界の住人となり、ビクトルと再会を果たす。パリで歌手としてデビューし、スラブ系の魅力をアピールするが、僕にとってスラブとはどういうイメージなのだろうと考えた。中学の授業でシューマンの「流浪の民」やサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」を聴いたのが、音楽でスラブを意識した最初の経験だった気がする。 3年前には画家ミュシャの展覧会を見に行き、大作「スラブ叙事詩」に圧倒されたのを思い出す。冒頭のシーンでポーランドの田舎に赴いたビクトルが、地方に伝わる音楽を熱心に収集する場面で、ミュシャが「スラブ叙事詩」のモチーフを探す心情と重ね合わせた。『COLD WAR』という息苦しい題名とは裏腹に、芸術を追求する自由な創造力を感じさせる映画であった。

  • ike********

    2.0

    ネタバレ生き写しのようなズーラの子ども

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fg9********

    4.0

    ネタバレ♪およよ~ およよ~♪

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • Hassy

    4.0

    印象的に残るラストシーン

    「COLD WAR あの歌、2つの心」を観ました。いつもどおり何の予備知識なしで観ました。モノクロで短いセリフに独特な場面つなぎ、昔の作品か?と本気で思いました。でもラブストーリーの本質はいつも変わらず、一緒にいたいという事で、紆余曲折ありますが、印象的なシーンで終わります。その後の二人未来は決して明るくはないけど、二人にとってはハッピーエンドですよね。

  • sal********

    2.0

    およよ〜♪

    あ、やばい、やられた、 な終わり方でした。 良かったのは、エンドロールがバッハのコールドベルク変奏曲だった、ってくらいかな。

  • arl********

    4.0

    古典的傑作

    1960年代に製作されたかのような、モノクロのアナクロな映画です。 冷戦下。亡命する音楽家。ファム・ファタール(ってセリフがあります笑)。道具立てとしてはよくありそうな体制と恋愛の相克..... 音楽が良かった。映像も美しい。ヒロインのファム・ファタールぶりも良かった。 グールドのゴルトベルクは感動的で便利だね(棒)...っていうかもはやクリシェで陳腐ではないのか?

  • Tcode

    4.0

    ラストがいい

    冷戦下の大人の恋。 どんな風に終わるのかが最後まで分かりませんでしたが、こういうエンディングとは。 心に刺さる作品でした。

  • hik********

    2.0

    絶賛されている意味が全く理解できず。

    88分という短さにも関わらず、冗長し過ぎて睡魔との戦いでした。 場面も飛び飛びで少し分かりにくいです。 ラストも???でした。 ズーラ役の女優だけはお見事でしたね。

  • yab********

    4.0

    過酷な状況下では愛の司令塔は女性の方

    音楽は国境を超えるという言葉もあるが、まさにその言葉にふさわしい作品。 冷戦によって引き裂かれる男女の愛を描いているのだが、全編音楽に彩られている。 ポーランドの民族音楽、伝統舞踊、ジャズ、サンバ。 主人公のピアニストのヴイクトルと歌手ズーラが、ジャンルを超えた音楽性を披露。ひとつの歌が幅広いジャンルで聴ける。そこにふたりの心情が映し出されるので、心にずしーんと響いてくる。 冷戦の傷跡を感じたのは、ズーラの舞踏団が、当時の独裁者スターリンを礼賛する歌を披露したシーンだ。背後にはスターリンの肖像。ズーラらの美声で、その礼讃歌がとても美しい旋律に聞こえるのが皮肉だ。 歌って良し、踊ってよし。ズーラの舞踏団が華やかであればあるほど、その裏に潜む政治性に心が慄く。 女は強し、男は弱し。ズーラとは対照的に、パリでのジャズトリオのピアノのアドリブで、心を乱すヴイクトル。 過酷な状況下では愛の司令塔は女性の方。モノクロ映像に幻惑されながら、素直にそう思えた。

  • mnk********

    5.0

    二人だけのために。

    熱心に映画を観るようになって40年程 経つと、恋愛映画もちょっとやそっと では心奪われないが、監督のセンスに 脱帽です。 もう、二人だけでいい。 そんな恋愛を説得できる要素があり、 モラルだけでは語れない領域を みてしまいました。 二人だけでいたい、二人だけになれるなら。 もう誰も追いかけられません。

  • mai********

    4.0

    愛のチカラ

    簡単にそう表記してはいけないくらいの2人の大河ドラマ。 国を捨て… でも捨てた国に戻ることまでしても お互いを求めあえる『想いの強さ』は何と表現して良いかわからない。 国を捨ててまで2人でいる事を選んだはずなのに 心がすれ違ってしまう時が来る。その何とも言えなさ。 でもたとえすれ違ったとしても どうしても心にポッカリ開いてしまう穴は お互いの存在なしには埋めることが出来ない。 だから、離れてしまっても探し求めてしまう。 それが例え茨の道になったとしても。 そのくらいお互いを求めあえる事の喜びや幸せを モノクロームの映像の中でしっとり感じさせてくれる作品でした。 2019年8月31日シネマテークたかさきで鑑賞

  • 一人旅

    3.0

    冷戦下の愛

    パヴェウ・パヴリコフスキ監督作。 冷戦時代の欧州を舞台に、ピアニストの男と歌手の女の愛の軌跡を描いたドラマ。 前作『イーダ』(13)がアカデミー外国語映画賞を受賞したポーランドの鬼才:パヴェウ・パヴリコフスキ監督最新作で、『イーダ』同様全編モノクロの映像により時代に翻弄された一組の男女の姿を見つめています。 冷戦時代のポーランド、ベルリン、ユーゴスラビア、パリを舞台にして、ポーランドの音楽舞踏団で出逢ったピアニストの男:ヴィクトルと歌手を夢見る若い女:ズーラの愛の軌跡を、スターリン崇拝歌を披露させられるポーランドの合唱団や政府による信仰心の有無の確認等、物語の背景に東西冷戦の殺伐とした現実を据えて描いた恋愛物で、政府当局にマークされたヴィクトルがフランスに亡命したことで離れ離れとなった二人が、時間と場所を変えて再会と別れを繰り返しながら、やがて互いを強く想う二人の愛の決着を導き出していきます。 言葉による説明をできるだけ排除した―“受け身ではなく、積極的な鑑賞姿勢”が求められる繊細な作品で、上映時間は88分と短いですが、観客は全てが説明されない一つ一つのシーンから男女の揺れる心の機微を掬い取る必要があります。 時代に翻弄される男女の1949~64年までの15年間における愛の軌跡と運命を描いた恋愛映画で、光と影のコントラストが鮮烈なモノクロの映像美と、民族舞踊&民族音楽、ジャズの旋律が物語に華を添えています。

  • kaz********

    4.0

    いろんなメッセージが詰まってた

    全く予備知識なしに劇場で本作品を鑑賞。 ズーラの歌が心にしみる、映像がいいなあ、お二人さんとも祖国ポーランドに対する思い入れが強いんだなあ、時代に翻弄されているなあ等々、観賞後は思った。 その後、役立ち度の高いレビューを読んだところ、なるほどなーと気付かされる点があった。ネタバレになるのでぼかして表現するが、ポーランドの国そのものとあの歌「2つの心」は同じような感じだったんだなあと膝を打った。 映画でこういった感じで表現する方法もあるんですね。 あらためてタイトルを見返すと「なるほど」。 なかなかの作品でした。

  • koukotsunohito

    3.0

    ネタバレ祖国の歌

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ken********

    4.0

    歌と映像が素晴らしいね

    歌手とピアニストの恋。 時代のせいではあるけど、あちこちですれ違い、恋再燃と壮大な恋物語ですね。やっぱり、この映画は歌が素晴らしい。 モノクロ映像も素敵だった。

  • ********

    4.0

    冷戦時代の恋

    2018年。パヴェウ・パヴリコフスキ監督。第二次世界大戦後のポーランド。民族舞踏団の結成のために、審査員も兼ねるピアニストの男は応募してきて歌手の女性に一目ぼれ。舞踏団を作りながら恋人になるが、スパイ疑惑をかけられた男は西側に亡命。一緒にいくことができなかった女と別れてしまうが、、、という話。 1950~60年代の冷戦時代のありうべき悲劇的恋愛模様。白黒画面と淡々とした物語展開によって、波風は立っても揺るがない芯の強い二人の関係を描き出しています。国境も婚姻制度もやすやすと越えて愛を貫こうとする二人。最後に画面の外へと越えていくとき、そこに待っているのはこの世の外での永遠の愛だ。 とにかく歌がすばらしい。哀しいオヨヨ~イの響き。

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