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上映中

真実 (2019)

LA VERITE/THE TRUTH

監督
是枝裕和
  • みたいムービー 286
  • みたログ 610

3.44 / 評価:490件

KORE - EDA 色 あざやか。

  • Kainage_Mondo さん
  • 2019年10月20日 19時45分
  • 閲覧数 1274
  • 役立ち度 18
    • 総合評価
    • ★★★★★

フランスの大女優ふたりを起用した新作とは ・・・ これって パルムドール を獲ったご褒美なの ? 予告編を見ると、ファビエンヌ ( カトリーヌ・ドヌーヴ 以下敬称略 ) の自伝を 嘘八百 だと リュミール ( ジュリエット・ビノシュ ) が責め立てるシーンがあって、何だか辛気臭そうな話じゃないの ? と鑑賞意欲が削がれていた。通訳を介した演出で大丈夫なの ? とか、ドヌーヴ を前に萎縮して 演技指導も遠慮がちだったのでは ? とか、失礼極まることを色々考えて不安だったが、な~んの何の、監督のスペシャリテたる ホームドラマ を見事に作り上げていたではないか ?! その確固たる技量に拍手を送りたい。

母 ( ドヌーヴ ) 娘 ( ビノシュ ) の確執&愛憎をきちんと描きながら、深刻過ぎず 激し過ぎない抑制の利かせ方はどうだろう。実に いい塩梅 なのだね。そこに ファビエンヌ ( ドヌーヴ ) の毒舌が絡まって苦い楽しさがあふれ、中盤以降は、脚本家である リュミール ( ビノシュ ) が即興で書き上げ準備した台詞の数々が、綻んだ関係にどんな風に機能したかが面白かった。これって新機軸ではないだろうか ?

ファビエンヌ は彼女を演ずる ドヌーヴ 同様 大女優という設定であり、出演中の映画の製作現場シーンが沢山あって、これまた本作の大きな楽しみだった。奇妙な SF映画 だが、この映画もまた母娘物なのだね~。

主演の 2人 は今までにない魅力を発散していたと感じたし、それ以外の出演者もアメリカの TV役者 でリュミールの夫ハンクに扮した イーサン・ホーク は勿論、子役から脇の俳優諸氏に至るまで、それぞれに見せ場を与えられ生き生きと輝いて見えた。フランス語の台詞回しまでは判らないが、KORE - EDA ( この エンドクレジット の表記が目を引いた ) 監督の色が鮮やかに出た佳作だと思ったね。

詳細評価

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