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ソニック・ザ・ムービー (2020)

SONIC THE HEDGEHOG

監督
ジェフ・フォウラー
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3.71 / 評価:454件

解説

日本発のアクションゲームに登場するキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグを実写映画化したアドベンチャー。ソニックと保安官のコンビが、マッドサイエンティストとのバトルに挑む。ソニックの相棒となる保安官役を『X-MEN』シリーズなどのジェームズ・マースデン、敵のドクター・ロボトニックを『エターナル・サンシャイン』などのジム・キャリーが演じる。監督作が第77回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたジェフ・フォウラーが監督を務める。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

宇宙の果てにある平和な島で暮らし、砂浜やループコースターを驚異的なスピードで駆け抜けるソニックは、そのスーパーパワーを狙われたため地球に逃げてきていた。10年後、安全に生活していたソニックは、世界征服を企てる悪の天才科学者のドクター・ロボトニック(ジム・キャリー)に目をつけられ、保安官のトム(ジェームズ・マースデン)に救いを求める。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

「ソニック・ザ・ムービー」爽快感抜群の爆速アドベンチャー

 速さ、というのはそれだけで魅力である。小学校低学年までは足が速いだけでクラスのヒーローになれるし、オリンピックの花形種目は100メートル走だ。「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」というゲームは、そのスピードという単純な魅力を極限まで追求した画期的なゲームだった。

 だが、ソニックというキャラクターの魅力はスピードだけではない。イカした赤いスニーカーを履く青いハリネズミは、ちょっと生意気で、かわいくて、クール。本作は、そんなオリジナルの魅力を見事に映画に脚色してみせた。

 映画のソニックは上記のような特徴に、さみしがり屋という要素が加わった。異星人として10年孤独に暮らして自慢の速度で一人遊びはお手の物。でも、いたずら好きで、人懐っこい。そんなところがどうにも庇護欲をそそられる。ジェームズ・マースデン演じるトムが大迷惑を被りながらも世話を焼いてしまうのも納得だ。

 ゲームのシンプルな魅力を活かすために、物語も徹底してシンプルだ。ゲームでもお馴染みのリングを落としてしまい、はるばるモンタナの田舎町からサンフランシスコへ拾いに行く。その道中を、やはりゲームでお馴染みの悪役、エッグマンことドクター・ロボトニックが妨害する。さらには万里の長城やピラミッドなど、世界中を超音速で駆け抜け、全編に爽快感をみなぎらせる。

 ロボトニックを演じるジム・キャリーの怪演も素晴らしい。「エース・ベンチュラ」や「マスク」の頃を彷彿とさせるテンションで、よく回る口とグニャグニャと変化する表情筋の柔らかさを生かし、水を得た魚のようにマッドサイエンティストを嬉々として演じている。演技派としても高く評価されるようになったが、彼本来の唯一無二のコメディセンスを本作ではいかんなく発揮している。ソロのダンスシーンは本作で最もエキサイティングなシーンと言っていい。

 痛快で爽快。鑑賞中、世の中の暗いニュースを忘れることができた。娯楽映画はこうあってほしい。(杉本穂高)

映画.com(外部リンク)

2020年6月18日 更新

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