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宮本から君へ (2019)

監督
真利子哲也
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  • みたログ 747

3.68 / 評価:620件

役者って、凄い仕事なんだなと改めて思う

  • fg9***** さん
  • 2020年10月27日 11時39分
  • 閲覧数 850
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

…原作コミックもTVドラマも見たことはないが観てみる。
 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでイイだろう。
 『文具メーカーの営業マン宮本浩(池松壮亮)は、営業スマイル一つできない不器用な人間だが、正義感は人一倍強かった。
 会社の先輩だった神保(松山ケンイチ)の仕事仲間・中野靖子(蒼井優)と恋に落ちた宮本が彼女の自宅に招かれた日、靖子の元彼・裕二(井浦新)が姿を現す。
 宮本と寝たと話す靖子に激怒した裕二に、宮本は「この女は俺が守る」と宣言する。』
 ここまでの内容はどうってことはなかったが、以下の展開は予想だにしていなかった
 宮本は靖子と一緒に取引先の部長に誘われて宴席に出向くが、その席で羽目を外して一升瓶を飲み空かし泥酔してしまうのだった。
 そんな彼をピエール瀧が案じてくれて、彼の息子・拓馬(一ノ瀬ワタル)を呼び出して車で送ってくれることになるのだが、拓馬は大学ラグビーの花形選手なので、スポーツマンシップに満ち溢れた青年だと思ったら、全然違っていた。
 送り狼なんて可愛いものではなく、獰猛な野獣に豹変するのだった。
 宮本が正体を失くして眠りこけているのをイイことに、その場で靖子をレイプし始めるのだった。
 靖子が必死になって救いを求めているにも拘わらず、宮本はひたすら前後不覚で眠り呆けているだけなのだった。
 で、後日、宮本はその事実を知ることになるのだが、「この女は俺が守る」とイイカッコしたばかりなのに、なんたるザマだと、自分の不甲斐なさに絶望のどん底に突き落とされるのだった。
 WOWOWで観たので、ピエール瀧の出演にも拘わらず放送してくれたことに感謝しつつも、伊勢谷友介出演の『マチネの終わりに(2019)』は未だ中止されたままで残念だ。
 話が横道に逸れてしまったが、蒼井優の被レイプは痛々しかったが、隠すところはシッカリ隠しているのはもっと痛々しかった。
 こんなことはどうでもよろしいが、靖子を守れなかった宮本は彼女から絶縁状を突き付けられてしまうのだった。
 で、宮本は、力の差は歴然としているのを承知の上で、拓馬に復讐を誓うのだった……といった内容だ。
 後はもう、笑ってしまうぐらいのバカ一直線の宮本の反撃にエキサイトするだけだ。
 外階段での一騎打ちは凄まじく、宮本の渾身の一撃が靖子を冒涜した金的潰しというのは痛快だった。
 本作の前に、陰のある孤独な青年を演じた池松壮亮の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2017)』を観たばかりだったので、落差のある役どころをものの見事に演じ切った池松に感服すること仕切りだった。
 役者って、凄い仕事なんだなと改めて思う次第だ。
 一ノ瀬ワタルのオットロしさも桁外れで、ある場面では、ヒッ!と悲鳴が洩れそうなほどの怪演だった。
 エンディングも、同じ苗字の宮本浩次の楽曲で、作品とマッチしていてカッコ良く、非常に見応えありの3.8点といったところかな。

 (メモ 総レビュー数:3845件、2020年度398作品目)

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