レビュー一覧に戻る
RBG 最強の85才
2019年5月10日公開

RBG 最強の85才

RBG

982019年5月10日公開

sou********

4.0

法に心と情熱を注ぎ込む女性解放の法律家!

憲法に命を吹き込む自由の精神は、この偉大な国を形成する男女の心の中にある。社会は小さな声にも、大きな声と同じくらい耳を傾けなければならない。 ラーニド・ハンド判事の言葉を引用して、RBGはスピーチをした。 そして、この言葉を心に刻んで判事の職務を全うします、と付け加える。 このコロナ禍の中で、胸に沁みるスピーチだった。 85歳でジムに行きプランク! 判事の仕事を全うするバイタリティと、法に携わる仕事に衰えぬ情熱を捧げる彼女に驚かされる。 女性解放運動に携わり、男女不平等の法律を切り崩して行った功績は、人権活動家としてキング牧師と同じ様に偉大だろう。 このドキュメンタリーを観なければ、知らなかった事だらけ。 アメリカ軍は男女で住宅手当の差があった。 育児休暇の手当は男性には与えられなかった。 弁護士時代に、そんな部分から法律の男女格差問題に挑み、法律を変える動きに寄与。男女格差の法律を次々に切り崩し、女性の社会進出を促していったそうだ。 当たり前だと思っていた常識が、ただの既得権益だったりする。女性の能力が劣ると決めたのは、教育が施されて来なかったからだと、今では常識だろう。 身体的機能に於いて、適応し易い物事は確かにある。 大男が高い物を取れる代わりに、小さな女性は狭い場所に落ちた物が拾えるように。 だが、智恵や道具があって、効率よく同じ事が出来るようになれば、別にどっちがやっても構わない話だ。 今、社会はLGBTの人権問題のステージを迎えた。 RBGのような精神で社会が機能するならば、社会としての素敵な折り合い、モアベターが生まれると思うのだ。 誰かが、ただ普通に生きたいけれどままならない。そんな小さな声を聞かずして平等は目指せない。 平等なんか無理?それは、出来る出来ないの問題だけでなく、理想を目指す理念の問題だと思う。 多種多様の世界にベストを目指せば、社会は一部だけの物になる。そう信じて、「他人の意見にも良い部分はある」を肝に生きていきたい。 RBGのおかげで、より強く確信したよ! 最後に、この偉大な女性を助けた旦那さんが素晴らしいと付け加えねば。 男女不平等の時代に出逢い結婚。彼女の知性に尊敬を抱き、同じ法律家として共に人生を歩んだ人。最も小さな社会である家族の中に、愛という柱があってこそ、揺らぐことのない信念が貫けた様に感じた。素晴らしい夫婦の物語も、このドキュメンタリーの一部だろう。

閲覧数264