ほし よっつ
- ムービークリニック さん
- 2020年12月18日 8時44分
- 閲覧数 398
- 役立ち度 3
- 総合評価
映像のルパンはこういうもの。漫画原作は別物と考えるべき。
どちらが好きか?と聞かれると返答に困る。
原作漫画の女ったらしでギャグ漫画のようにひたすらおちゃらけるルパンも好きだが、一般的な認知度があるソフトで優しくヒーローなルパンも好き。
カリオストロは面白かったしね。
今回はカリオストロに近づけたそうですね。
囚われの女性、苦難の未来、遺産の謎、ルパンとの接点、不二子の暗躍。まさしくカリオストロ設定でした。ラストの別れかたもそのものだった。
映画はテンポよく無駄なエピソードがなく気持ちよくストーリーを追えて、インディジョーンズのような洞窟で謎を解き。
巨神兵のようなインパクトのあるファンタジーな強力な兵器でスケール感を高めた。
とても面白かった。脚本がいいですね。TVスペシャル版はここのところ観ていて途中で飽きちゃうんですよ。
ただフルCGは個人的に好みではありません。
なめらかな動き、細部のリアル感、造形の正確さ。絵という味が薄れます。年々リアルになっていくが生き物に見えないんですよ。
絵には想像する細部があると思うんです。遠くのボケた背景には何があるんだろう、黒く塗った窓の奥にはどんな部屋があるんだろう、平面な瞳の絵の目は何を考えているんだろう。とかね。
今回は絵を見てセリフをつけるアフレコではなく、セリフを先に録画して絵を後につける方法で作成したそう。これは斬新。CGだからできる技かも。
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