2.0点
…在宅勤務で映画三昧の日々を過ごし、レビューが一杯溜まってしまったので、ザックリと書くことにする。 …あらすじは解説の次のとおりと書くような内容はないが、取り敢えずは書いておこう。 『城南工業野球部の監督を務め、鬼のように厳しい指導と陽に焼けた赤い顔から赤鬼先生の異名を持つ小渕隆(堤真一)は、甲子園出場目前まで部を導くが、惜しくもかなわなかった。 それから10年、小渕は50代になり野球への情熱も衰えていた。 ある日病院を訪れた彼は、教え子だった斎藤智之(柳楽優弥)と再会する。 そこで、野球のセンスに恵まれながらも高校を中退した彼が結婚し家庭を築いている一方、末期ガンで余命半年だと知る。』 高校野球の熱血奮闘ものかと思ったら、またもや邦画お得意の難病モノになってしまったので、聊か興覚めだったかな。 柳楽優弥に何ら罪はないのだが、高校時代を別人が演じていたので、今一つ感情移入が出来んかったな。 撮影時29歳?なので、流石に高校生を演じるのは無理があると押し測ってのことだろうが、芸達者な彼ならば、それほど違和感なく演じられたと思うのだが、それ如何?。 堤真一も好みの俳優だが、“赤鬼”と呼ばれた熱血野球部監督が一度の挫折で野球に情熱を見出せなくなっている心情も今一つ寄り添えなかったな。 むしろ、挫折の悔しさを胸に秘めて、弱小野球部であっても更なる熱量を以って指導に当たっていて欲しかったな(さもなければ、身を引いているとか……)。 そんな2人の絆もそれほど強いものがあったようには描かれていなかったな。 そんな訳で、ラストのシーンもいたく感じ入ったまではいかず、ほんの少し胸が熱くなった程度だったかな。 でも、ゴルゴの母親のキムラ緑子も含めて、俳優陣の演技は見飽きることがなかったので、観て損まではしない程度の2.4点といったところかな。 (メモ 総レビュー数:3696件、2020年度139作品目)